工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

花冷え 

2016/04/11
Mon. 22:09

吉田家が暮す石見銀山のど真ん中にある大森小学校は、本日が入学式だった。
私は、石見銀山で一・二を争うほどの暇人なので、
「少しくらいはお前も地元に貢献しろ!」
と、小学校の評価委員なるものを仰せつかって10年くらいになるだろうか?・・
それで、毎年入学式や卒業式に来賓で出席させてもらっている。

今年は、新入生1名!そして、来賓は私も含めて15名くらいはいたと思う。
私以外は町内外のそうそうたるメンバーで、児童委員のワイフも来賓で出席していた。
小学校の全校生徒は確か16名くらいだったから、来賓の出席率がどれほど高いかという事が分かってもらえるだろう。
大森小学校とそこに通う子供たちが、それほど地域から愛され地域の宝物とされているかがひと目で分かる。

石見銀山は、このところ花冷えが続いていたらしい。
私は昨日まで一週間ほど東京暮らしが続いていたが、そちらもぐずついた雨空が続いてやたらと冷え込んで寒かったから、そのおかげで桜の見頃もしぶとく長続きして展覧会のギャラリーへの道中はそれなりに花見を楽しむ事が出来た。
同じ評価委員職で来賓の社長夫人とたまたま隣り合わせになったから、そんな話をしていたら、石見銀山の桜は入学式を待たないで散ってしまったと嘆いていらっしゃった。
確かに、校舎の窓の外の桜は見事に葉桜に変っていた。

ワイフは午後から中学校の入学式へ出かけた。
私はおかみさんの通院の予約日が迫っているので、念のために寺へ移動しておく事にした。
途中、スーパーを経由して食料を買い込んで寺の境内へ結界君を乗り入れると、ちょうど夕方の時の鐘を撞く時間だった。
破れ鐘を撞いて庫裏へ声をかけると、何時も話し相手になってもらっている近所のおばさんがお茶を飲んでいた。息子の私には、なかなか言うことを聞いてくれなくてワガママを通すおかみさんも、近所の他人にはやたらと愛想を振りまく。それでも、一人で庫裏に引き篭もっているよりはマシだから、おばさんの訪問にはずいぶん助けられている。
夕方から夜にかけて万善寺へ数回電話がかかってきた。その度におかみさんが応答して何かやりとりをしてすぐに電話を切っていた。話を聞くと中国電力かららしい。
この時期の頻繁の電話は、口座の残高不足かもしれないと察したが、おかみさんにはそういう心当たりが無いから詐欺電話か何かと勘違いしているようだ。先代住職の口座から名義変更しているから、いずれは私を名指してくるだろうと思っているが、おかみさんのおかげで、こういう万善寺の事務処理の不具合が増える一方で悩まされる。
一人暮らしのおかみさんが、朝目覚めてから夜寝るまで、ほぼ15時間以上もエアコン暖房をつけっぱなしにしているから電気代が3倍くらいになるのも当然の事だ。この冬の光熱費が吉田家の家計に大きな打撃を与えている事をおかみさん本人は知らない。
息子はセッセと薪割りで汗を流し、母親はセッセと30年前のエアコンを使い続ける・・・この庶民の暮しの不条理は、解決の糸口もみつからないまま当分続きそうだ。

IMG_4920_201604112208505e6.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2301-cfce2047
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-11