工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

気楽 

2016/04/20
Wed. 23:22

石見銀山では、最近珍しく好天が続いているので、これ幸いにと吉田家営繕に励んでいる。
その日の天気に合わせて気楽に身の降り様を決められる身分であるからこういう事が簡単に出来てしまうわけで、自分としてはそんな暮しに比較的満足している。

聞く処によると、歳をとって痴呆症になるリスクを軽減できる手段の一つに、人生の幸せ度を上げるという事があるらしい。今の自分が幸せであるという満足度が高い人ほど痴呆症になりにくいという。その研究が間違いでなければ、私など痴呆症になることなどないはずなのだが、こればかりはその時になってみないと分からない事だ。
もっとも、この「幸せ」の定義をどのあたりで解釈するかで、幸せの価値が大きくズレてしまう事も当然の事で、たとえば「お金」を幸せの価値にしているような人には、何故私のような貧乏人が幸せだと思っているのか理解出来ないことだろう。それに、痴呆症対策には脳みそをセッセと使い続けることも有効だというから、夜な夜な金庫の札束をペラペラ数える事も効果的であると言えるのかも知れない。

だいたいがヒマに暮している私だって、たまにはなにかと忙しかったりする事もある。
倉敷から帰って、その疲れも取れないまま、大森小学校の草取り機を修理して納品した。制作者としては、溶接して組み合わせた鉄材があれだけすり減るまでセッセと使ってもらっていることに感動した。制作者冥利につきる。
それから、近所のガソリンスタンドが感謝デーの安売りをしていたので灯油のポリタンクをかき集めて結界君を走らせた。結局財布の1万円札がペロリと無くなった。本当に得になったのか今一つ釈然としないものがあるが、結局は消耗品の事だから仕方がない。
先日の晴れた日に駐車場の草刈りをして、そのついでに下隣の空き地の草も刈っておいたら、その持ち主のおかみさんが礼を云ってくれた。たった10分程度の私の肉体労働くらいのとこで丁寧な礼もいらない事だが、そこが近所付き合いでもあるし、「ありがとう!」のひと言で疲れもとれるというものだ。そのお礼の続きだったのか、ワイフが後になっておかみさんから畑の野菜をわけてもらったそうだ。
駐車場の上隣の空き地も草が伸びているから、「アッチも刈っておかないとダメよ!」などとワイフが云いだした。自分としては「別にそこまでしなくてもいいだろう・・」と思ったが、ワイフの近所付き合いもあるだろうからと、ワザワザそのためだけに草刈り機に給油をしてひとしきり振り回した。こちらの空き地は下隣の4倍くらい広いから30分近くも振り回していただろうか・・・持ち主のおばあさんには草刈り機の音が絶対聞こえている筈なのに、何の音沙汰もない。最初から見返りを当てにして何かをしている訳でもないからどうでも良い事だが、人は人それぞれで、世間とはこういうものだ。

それから、ストーブ用の薪を割ってしばらく駐車場で乾燥させておいたものを土間へ移動した。丸太のままで積み重ねるとそれほど場所も取らないが、それを割り木にすると途端に場所を取る。そもそも、全体の質量は同じ筈なのに面白い。形や大きさの違う薪の噛合せが微妙な隙間をつくって、その隙間分が少しずつ増えるからだろう。1本の丸太から10も20も薪に割ると、それだけでいっきに表面積が増える。
人も脳みそも隙間ができ過ぎるのも良くないが、丸太が良いと云う訳でもないし・・・難しいことだ・・・

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