工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

栄泉寺さん遷化 

2016/05/15
Sun. 02:21

久しぶりにラップトップを開いた。
ネタが無くて放置していたわけではなく、ラップトップを開くタイミングが無いまま今になったということ。

このだいたい2日間の間に、けっこう目まぐるしく色々な出来事があった。

半日ほど自宅の四畳半にこもって彫刻イベントの助成事業申請書類最後のひと山の作文を完成させ、その後、松江に走り、幾つか用事を済ませて担当窓口へ書類を提出し、無事に受理していただき、また一つほど用事を済ませて急いでUターンして自宅へ着いて、慌ただしく急いでワイフに修繕してもらった改良衣に着替えて九教区総会へ移動。
三瓶山の山越えをして、開会予定時間ギリギリに到着して何食わぬ顔で出席。護持会役員の皆さんも比較的高齢者が目立つなぁ〜・・などとボォ〜ッと会場の雰囲気を見渡している間に会長以下丁寧なおはなしが延々と続き、それに引き続いて粛々と議事が進行し、時々承認の拍手が数回あって会議終了。
席を立ったところで呼び止められて「あんた今年から監事だけん、監査してもらわにゃいけんけぇ〜」と唐突なおはなし。「えっ??、それって何時に決まったことでしたっけ??」・・・前後の経緯がよく飲み込めないまま、ゴネてことわる理由もなく承知して監査日程を宗門手帳へ書込んで、配られた会議弁当を頂いて散会帰宅。

「正ちゃん・・・帰って早々だけど・・・栄泉寺さんがお亡くなりになったって・・」
ワイフから訃報を聞いた。
少し前に、病気が見つかって入院したがもう治る見込みがないそうだ・・という情報が、これもワイフ経由で入っていたのだが、あまりにも急なこと。
通夜密葬の日程を聞きとったものの、具体的な葬儀内容までの情報が入らないまま悶々と一晩を過ごすことになった。
栄泉寺のご住職は、私のようなチンピラ坊主とは訳の違う特派布教師の立派な方丈さんで、1年中日本全国を巡りながら布教活動をしていらっしゃった。
宗門開祖の道元さんが残された書物の研究や、地元地域に縁深い名僧高僧の古文書を読破されるなど、なかなかの勉強家であり仏教の研究者でもあった。島根のような田舎では、滅多に存在しない逸材の名僧だと思っていた。
もう10回を数える現代彫刻小品展も、初回から会場へ足をはこんでいただき、「専門外で分からんことですが、いやぁ〜、立派ですなぁ〜!こういう小さな町でこういう一流の彫刻が見られるということは幸せなことですよ!」などと、身に余る感想を頂いたりした。そういうご縁もあって、栄泉寺境内へ展覧会企画のワークショップで制作した都合3体の石彫を奉納させていただくことも出来た。facebookで近況を報告されたり、1カ月に1回ほど地元地方紙の日曜版へ1200字ほどの記事が掲載され続け、もう何年も続いていた。
私よりズッと若くてこれから島根の仏教界を引っ張っていただけるような方だと期待していたのに残念なことだ。
このところ、facebookにはあまり深く関係しないまま時が過ぎていたが、気がつかない間に静かにさり気なく栄泉寺さんのページや記事が消えていた。冥福を祈ります・・・

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