工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

サミットじゃないですか? 

2016/05/26
Thu. 23:58

朝がいつもよりゆっくりできるとワイフがいうので、朝食がおわってから少しゆっくりして、コーヒーをガリガリ挽いたりあと少しで終わる読みかけの本を読んだりして過ごしていたら、富山のKさんから電話が入った。
「駐車場の具合どうですか??やっと田植えが終わったもんで・・・」
日陰をつくっている彼の自宅前の杉を5月の連休前に切り倒してあって、その始末の問い合わせだった。
昼から現代彫刻小品展がらみの用事で浜田から益田へ回ろうと計画していたが、このまま丸太がどんどん積み重なっていくと、ボクのかわいい結界君やワイフのファンカーゴの駐車スペースを圧迫するので、「あぁ、それはどうもすみません!午前中はチョット用事があるので昼前にもう一度電話させてください。それで予定を決めましょう!」ということにして急きょ駐車場に積み上げてある杉の丸太を割ることになった。

平日なのに観光客が絶えない。「それはなんになるんですか?」とか、「その機械はなんですか?」とか、「銀山口駐車場ってどこですか?」とか、「間歩(まぶー坑道)までどのくらいありますか?」とか、やたらと話しかけてくる。
そのたびに薪割り機を止めて返事をしたりしていたら、午前中がアッという間に無くなってお昼のサイレンが鳴りはじめた。
「こりゃぁ〜、昼飯ぬきだな・・・」
とにかく、Kさんへ「1時過ぎには行きますからよろしく!」と一報を入れておいて、ひたすら薪を割りつづけた。
珍しく・・といっては失礼だか、駐在さんが軽パトで町並みをグルグル巡回している。
「今日は町内でなんかあったんですか?やたら駐在さん見かけるけど??」
いつもの観光ガイドのおっちゃんが通りがかったので聞いてみたら、
「サミットじゃないですか、きっと・・」
「そうか!!」と、それで納得した気がする。
平日で観光客が多いのも、広島の警備網強化で締め出された観光客が石見銀山へ流れてきているのかも知れない。日本はこんなに狭いのかと実感させらる。

午後からKさんの軽トラとボクの結界君で2往復して、切り倒した杉の1本分を運び終わる頃になって雨が降りはじめた。
どうりで曇っているわりに蒸し暑かった筈だ。
「そんな大きな丸太どうやって割るんですか?」・・・また、観光客が質問してくる。
雨がひどくならない間にすべて荷降ろしをすませたいと思っているのに・・グッと我慢して観光客と付き合わなければいけないこの辛さは、世界遺産のど真ん中で暮している現場の人間にしかわからないことだろう。
杉の丸太を降ろし終わったKさんを見送って、結界君の丸太を運び終わった頃には、全身ずぶ濡れでパンツまでグッショリ。土間に入ったら、雨と汗で濡れたツナギから気化した水気で眼鏡が曇った。

サミットは、石見銀山の吉田家の営繕作業まで影響を及ぼしています!

IMG_2500_20160526235757c3e.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2344-c48a52e3
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10