工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

荒地のグミ 

2016/06/12
Sun. 21:01

最近、彫刻家の吉田・・というより、坊主の吉田的状態が慢性化しつつある。
その、坊主的な吉田・・が何をしているかというと・・・草刈り!
法事の無い万善寺は、只今収入の無い状態が慢性化しています。
まぁ、こんなことを世間に公開してもどうなるわけでもないんだけどね・・・でも、「働く」ということは、こういうことだと思うんだ!銭勘定でもないし、代償を期待するでもない、目の前の現実と向かい合って、その時何をしなければいけないかということに真摯に向き合った働きができたら、それは何にも変え難い精神の充実になるのだ!
肉体の健康も大事だろうけど、人間の清浄を保つ上では精神が健康であるということが重要なのだ!
見た目をいくらキレイにつくって着飾っても、精神が泥まみれだったら、そんな人間はタダのカスだ!

少しノンビリした朝のひととき、テレビ好きのワイフが垂れ流している番組を見ていたら、今の政治にもっとも期待したいことは「経済の充実である」と云っていた。
つまらん事をかんがえてるなぁ〜・・・もっと大事なこといっぱいあるだろぉ〜!
そういう国民ばかりだったら、そのうち日本は破綻してつぶれるよ。
少なくても今の吉田はそう思ってます。

せっかくの日曜日なのに・・・といっても、吉田的にはそんなの関係ないことで、朝食が終わって急いでツナギに着替えて万善寺へ向かった。
銀山街道の途中から雨が降りはじめたから、今日の草刈りができるか心配したが、参道脇の六地蔵まで到着した時にはまだ本降りの前だったから急いで草刈り機を準備した。
それから混合油を給油すること2回分ほど草刈りができた。これで、万善寺正面の見た目だけでもなんとなく小奇麗になった気がする。
昼過ぎから雨が本格的に降りはじめて梅雨らしくなってきた。
法事用のお膳弁当を注文したり、随喜寺院方への引物を見つくろったり、そのついでに食料を買い込んだりした。
夕食には、ワイフが持たせてくれたしめサバを半身ほど親子で分け合って食べた。
この雨の様子だと明日の外仕事は無理そうだ。

雨と一緒に陽が当たったりする何とも曖昧な天気と相談しながら草刈りをしていたら、荒地の端でオノレ生えした百日紅の隣で、これもいつの頃からか根付いたグミの木が実を付けていた。
この2~3年ほど投げっぱなしにしていた休耕田という名目の耕作放棄地である万善寺名義の農地に、実は山の上にある現在の万善寺墓地を移転しようと計画していた。
まだ元気だった憲正さんが渋り、おかみさんが猛反対し、檀家総代さんは見て見ぬふり、農業委員会の審査が長引き、近所の土建屋さんの見積もりが馬鹿高く、とにかくなんとなく良心的で妥当な回答を得たのは墓石屋さんの見積もりだけだった。
ふがいない万善寺住職が身動きならない状態のまま放置されて今に至ったその荒地の端っこでぶら下げているグミの実がけなげに赤く色づいていた。

IMG_0697.jpg

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