工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

親子事情 

2016/06/29
Wed. 18:52

おかみさんの通院で1日を丸々使った。
それでも、自分としては素人診断で悶々と耐え忍んでいた心の支えが少しだけ解消した気がして、今夜の酒が進んでしまいそうですよ!
まっ、身内のつまらない・・というより、気持ちが滅入る面倒くさいようなことなので、これから先は保賀の谷の梅雨の曇り空でも見て、「あぁ〜〜、今の吉田はこんな心境なんだな・・」くらいに思っていただいて、それでトットとたち去っていただいて結構でございます。

さて、そのおかみさんが心筋梗塞で最初にお世話になった頃はまだ「島根医大付属病院」と言っていた。それが、大学の統廃合で「島大医学部付属病院」になってから今回初めて受診に出かけることになった。
昨年の憲正さん永眠後におかみさんの様子が一気に定まらなくなって私にその感情の矛先が向いてきて、どこかしら高齢者特有の脳障害を患ってしまった風に感じたので、ちょっとした健康診断感覚で大学病院の受診を勧めた。診療所の主治医の診断書ももらって、さぁ出かけようという時になって、「そんな話は聞いとらん!!」とものすごい拒否反応が返ってきて、結局、取りつく島もないまま私が一人で受診に出かけることになった。本人不在の受診など、担当のドクターにとってはどうにもならないことで軽く流されてその場は終わってしまったのだが・・・それから苦節1年!・・・やっとおかみさんの機嫌を損ねないように慎重にことを進め、本日めでたく受診することができたというわけ。
なんといっても、担当になってもらったドクターがとても良さそうな方で、私のしつこいほどの食い下がりと、おかみさんの繰り返されるリピート話に粛々と付き合ってもらえて、当初の軽い問診程度で済まされるあたりから、結局脳の断層写真検査まで世話してくれるまでに漕ぎつけた。
結果、若干の前頭葉の萎縮が見られ、幾つかの認知症症状の原因がそのことにあるのかもしれないと曖昧な診断らしきものが出そうになったところで第1回目の受診が終わった。
前頭葉の萎縮というと、認知症的診断では、前頭側頭型認知症の枠に入るようだが、おかみさんの場合は、どちらかというと幾つかの精神症状がそのタイプの認知症に当たるようなところもあって、一般の認知症を判断するより微妙で曖昧な症状が現れるようだ。
自分の行動を客観的に制御できなくなったり、社会的常識的な対人関係を維持できなくなったり、感情の起伏が激しくなったり、まぁいろいろあるようだが、おかみさんの場合は、特に記憶障害が見られないほど認知がしっかりできているから余計にややこしいことになってしまう。自分で自分の障害を自覚できないわけだから、周囲がいくら「あなたは病気です」と言っても、それを素直に認めることができないことになる。それで、私のような家族身内が相手になると遠慮というものがないから、途端に厳しい威圧的反応が返ってくることが多くなる。他人の都合を考えないで自分のことばかり優先で物事を判断されてしまうと、それ以上の修正が効かなくなってしまうことが厄介だ。そんなわけで、このところ息子の言うことがことごとく否定される。普通におかみさんの話を聞いていたら、いつの間にか息子は極悪人に仕立てられてしまっていたりする。

親子の事情なんて、それぞれみんな違うのが当然のことで仕方のないことだ。
今回の通院で、少しばかり自分の気が楽になっただけでもありがたいことだ。

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