工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展正念場 

2016/07/05
Tue. 02:36

老化して劣化した自分の身体が気候の変化に敏感になってきたのか、古傷を騙しながらひたすら草刈りを繰り返していたら、ついに右の足首が腫れるまでになってきた。
ことの始まりは左足首の古傷だったはずが、結局巡り巡って右に移ってしまったようだ。
こうなってくると、身体というものは正直にできているというか、左右のバランスが微妙に釣り合いながら正常をキープしているということを身をもって感じる。
なんとなく思い出すと、昨年の今頃も確かこんな感じで苦労していたような気がする。あの時は、その後夏の棚経を始める頃になって少しずつ回復して落ち着いて、普通に正座ができていたはずだ。これから2〜3日は昼の間に彫刻を造って、夜は事務処理の毎日が続く。こんなことをして身体を酷使して、さてお盆はきちんと正座が出来るだろうか?

現代彫刻小品展の出品申し込みが締め切りを過ぎた。
今年も日本各地から彫刻の小包が届いて、現在吉田家の土間は足の踏み場を確保することがやっとできているほどに狭苦しくなっている。
その土間は、吉田家の中で一番風通しが良くて、適度に湿気を帯びた土の冷気が漂って、これから夏が過ぎて残暑の厳しい間はとにかく涼しくて気持ちがいい絶好の場所だ。
こういうところで木彫を管理していると、土間のあちこちから楠や欅の香りが漂ってきて、いながらにして森林浴を楽しんでいる。
彫刻が集まるまでは冬支度用に積み上げたストーブの薪がいい感じで芳香していたが、クロは特に気にもしないで脱走の機会を伺いながらウロウロしているだけだった。それが最近は、ふと気がつくと楠の彫刻の近くでくつろいでいたり、梱包の木枠から覗いている石彫に寄りかかっていたりして、そういう彫刻の香りや冷たさが気にってしまっているようだ。そういえば、私の鉄のテーブルなど見向きもしなかったはずなのに、最近は自分の方からその上でくつろぐようなことを覚えてしまった。

身体の痛さを誤魔化すように夢うつつでゴロゴロ絶え間なく転がっていたが、少し前に蒸し暑くて寝苦しくて目が覚めた。このまますぐに眠れそうもないので、冷えた炭酸水を飲んでトイレに行って、冷湿布を探し出して腫れた足首に巻きつけた。
昼間は、おかみさんの通院があったり七日つとめがあったりして、その後奥出雲町の役場まで結界君を飛ばそうと思っている。夕方にはワイフに付き合う用事が控えていてなかなかに忙しくなりそうだ。
奥出雲町は、今度初めて現代彫刻小品展の第二期会場になる。
会場の立地条件とか、地域の住民人口などを総合して判断すると、第一期会場の浜田市とは比べ物にならないほど集客が難しいだろう。それでも、今後の彫刻展の展開にはそれなりに刺激のある地域だと思っている。
美術芸術の常識では、やはり大きな都市部の綺麗な美術館を会場にして発表を続けることの方が話題にもなって集客につながるし、都合のいいことも多いだろうと思うが、私はそれが全てでもないと思っている。告知とか広報の戦略や鑑賞者の対象をどのあたりへ落とし込むかという、主催母体の趣旨コンセプトの立ち位置を明確に打ち出していけば、既成の概念に迎合することなく、地域に根付くオリジナルの展覧会が出来上がる気もするし、出品の作家もそれで刺激をもらえるかもしれない・・などと、そんなことを考えている。

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