工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ロフトの朝 

2016/07/14
Thu. 06:43

石見銀山もかなりの田舎だと思うが、万善寺はそれにも増してなかなかの田舎だと思う。
ロフトで寝ていると夜明け前から周囲の騒音で起こされる。
気楽に眠りを貪ることが出来ないほどのうるささだ。

今年は、今の時期に朝の4時位から周囲の山で蜩が鳴いている。
だいたい1時間ほど鳴き続けると、何故かみんなで申し合わせたようにスゥ〜〜っと鳴き止んで静かになる。
そうしてしばらくすると、例の保賀の谷に暮らすつがいのカラスがそれぞれ距離を図りながらアッチとコッチで情報交換を始める。
これもしばらく断続的に続いて、万善寺の蔵の屋根でそれが始まったりすると、もううるさくてうるさくて朝寝など出来るものではない。
カラスのデカイ鳴き声で起こされるのだろう、他の鳥達がしばらくのあいだ一斉にアチコチで鳴き始める。
今の時期はツバメの鳴き声が特にたくさん聞こえてくる。
やがて国道を走るトラックの走行音がうるさくなり、しだいに乗用車の軽い走行音がそれに加わる。
その頃になると、国道沿いの家で飼われている雑種の犬が鳴き始める。それが6時頃。
その犬をかわいがっていたご主人が亡くなったのは冬まだ寒い頃だったが、その時は人の出入りが激しかったせいもあってほぼ1日中鳴き続けていた。犬の体力は相当なものだと感心した記憶がある。
数年前までは、その犬が鳴き始めると寺のすぐ前の家にいたビーグルがつられてしばらくウォンウォンと鳴いていたから、今よりもっとうるさかった。

昨日撥遣でおじゃました墓地の塔婆に、2つほど蝉の抜け殻を見た。古い土地が残っている証拠だ。
万善寺の境内も、昔は普通にアチコチで抜け殻を見たものだが、今はそれも皆無。
原因はわかっている。おかみさんの除草剤散布と、委託農業の一斉防虫剤散布。それが始まった頃から少しずつ蝉の鳴き声が遠ざかって今に至っている。

だいたい1時間半位で保賀のカラスが自分たちの生活圏を巡回して万善寺の近くまで帰ってくる。
そのすぐ後に、町内のケーブル一斉放送スピーカーからピアノ演奏の小学校校歌が始まる。
余程に疲れて爆睡中でない限り、もうここまでくると朝寝を楽しむレベルではなくなる。
おかみさんが紫蘇葉をブレンドした番茶を煎じる匂いがロフトまで漂ってくる。

昨夜は、現代彫刻小品展の諸々の印刷原稿を仕上げるのに午前1時位までかかった。だから、正味3時間くらいしかまともに寝ていない。それに、前日の2回の墓地墓石撥遣で痛い足を無理したものだから一晩中膝とくるぶしが疼いていた。
今日は夕方から展示台と彫刻の積込が始まる。
さて、自分の身体はあとどの位まともに動いてくれるのだろう・・・

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