工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

現代彫刻小品展 結界君大活躍 

2016/07/20
Wed. 23:25

このところ、結界くんが大活躍している。
一日のうちで、4時間近くは結界君と一緒にアチコチ移動している。

だいたい葬儀が終わると四十九日まで7日ごとにお経を読んでいるが、今日はその三・七日だったので、施主家まで出かけた。そのお宅は万善寺から結界君で2分程度のすぐのところにある。だが、石見銀山の四畳半でやることもあるし、今度の土日のワークショップの準備もあるから、今のところ吉田家を拠点に活動していて、結局片道45分の距離をそのお宅まで移動した。お経が終わってお茶が出て、それから墓石のことや満中陰の法事のことで相談を受けた。最近は・・・というより、すでに憲正さんの代から此岸に暮らすものの都合で法事の日程が決められる。だいたいが仕事の休みを調整して土日の法事になることが多いが、最近は親族の生活の拠点がしだいに遠くの都市部へ移動しているから、その日の朝の法事に間に合うように移動することが難しくなっている。そんな事情もあってこの度も午後からの法事になった。

そう言うような打ち合わせを済ませて、石見銀山へとんぼ返り。改良衣をいつものリーバイスとポロシャツに着替えて急いで浜田市の会場へ向かった。紺碧の日本海を右に見ながら、贅沢に山陰道を使って1時間弱で展覧会の会場へ到着。
受付にお願いしている奥さんと一緒にワイフが会場当番をしてくれていた。私が到着して少し後に、島根在住の作家ノリちゃんが到着してワイフを引き継いでくれた。
人手があるうちに彫刻作品の撮影を進めておこうと準備して二人に手伝ってもらった。
富山県の丸山さんは東京で展覧会が一緒になる時の飲み友達でもある。富山は金属鋳物の産地でもあって、彼はその原型を造ることをなりわいにしている。だから、彫刻も手慣れていてオシャレな情景を具象に仕上げることが上手い。こういう小品だけの展覧会にはピッタリの彫刻だと思って、随分前から出品依頼をしていたのだが、今年になってやっとはじめて自作を提供してくれた。
埼玉の高橋さんも具象彫刻の作家。優れたデッサン力と手慣れた表現力で、絵画的情景空間を作り出すことに長けている。デッサンで造形を組み立てる作家は、一方でそのデッサン力に頼り過ぎるようなところもあって、彫刻の保つ重量感のようなものが薄まってテクニックの上手さだけが目につくような彫刻になりやすいが、彼女の場合は、そのあたりの指先の勢いをサラリと滑らせるような軽さをグッと我慢して、トツトツと真摯に対象のモデルと対峙している。彫刻に時間と空間の溜めがあって、それがすごいと思う。
藤田さんは鳥取県出身で、現在島根大学の彫刻研究室で教鞭をとっている。全身教育者的な超真面目なひとだと、私は感じている。彼のような真面目さは私には皆無と言っていいほど持ち合わせていないので何かしらの用事で会うとやたらに緊張してしまう。木彫の作家は独特の職人的真面目さをもって素材に向き合っているようなところを強く感じるが、彼の場合も正にそういうタイプの人だと思う。

島根の田舎で優れた一流の彫刻を見る機会など、一般に普通に暮らしていたら一生に一度も巡ってこないだろう。そういう現実で、この現代彫刻小品展は貴重な展覧会に位置づいていると私は思っているが・・・さて、どうだろう?

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