工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

飯南高原に積乱雲を見た 

2016/07/30
Sat. 21:25

ボクのいとしの結界くんが綺麗になって帰ってきた。
つい3日ほど前までは、全身緑の苔で汚れ、雨の水垢にまみれ、ソコソコ綺麗なのはフロントの窓ガラスと左右のサイドミラーくらいのものだった。
梅雨に入ってからは、緑の苔汚れの痕に一筋二筋と白い毛糸を貼り付けたようなイジイジした線が伸び始めた。はじめは何かの作業中に何かで引っ掻いたのか?くらいにしか思っていなかったが、吉田家前の駐車場でピクリとも動かない一日の後にもそういう線が伸びていたりする。「ははぁ〜・・さては、アイツだな!」・・・そう目星をつけてさり気なく気にしていたら、案の定可愛いカタツムリがセッセと線を描いていたのですよ♡!
それにしても、その白い線はあるところで唐突に始まってあるところでプツリと終わっている。その線上をノタリと這っているカタツムリを見ると、なんの目的もなくアッチからコッチへ移動しているふうにも見えなくて、多少左右に頭を振って真っ直ぐなルートからそれたりしてしている様子は、どう考えても、その汚く汚れついた緑の苔を食べているふうにしか見えない。このまま、見て見ぬふりでアイツに任せておいたら、梅雨が終わる頃には薄汚れた結界くんも彼らのマメな掃除捕食のお陰で結構綺麗になっているかもしれない・・などと、ニヤついていたら、今回のドック入りになってしまった。
見違えるほど綺麗になって帰ってきた結界くんには、かなりの出資をするはめになってしまったが、石見銀山から銀山街道を通って中国山地をひたすら登り続ける結界君のいつになく軽やかなエンジン音を聞くと、やはりこの数年間はかなり無理して酷使してきたのだなぁと思い当たって少しほど反省したところだ。このままこの調子でいけば、そろそろ2回目のタイミングベルト交換になる。バッテリーもかなり弱ってこのひと夏を乗り切るのがやっとだろう。
こうして何かと話題のネタにしていると、結界くんをかわいがって気にしているように思えるかもしれないが、正直なところ、主に彫刻の仕事で使い倒すにはとても都合よく出来た車であると思っているその程度のことで、他にもっと条件のいい便利な車が現れたら即乗り換えしますな!本心は、そんなところでメカニックの工場長としゃべっていたら、「ところで、お子さんはもう大きくなられたんでしょうねぇ〜」などと唐突にフラレて「もうジジババの二人暮らしになりましたよ」と吉田家の実情を話したら、「次はトラックしかないですね!1tかせめて750キロくらいの・・・」と、ニヤリとされた。確かに、トラックが一番だとは思うが、それでスーパーの買い物に出かけることを思うとめんどくさくて気が滅入る。なかなか自分にピッタリとハマってしっくりくる車種に巡り会えないままこの歳になってしまった。
ワイフが車検の切り替えを潮時にして真っ赤な車に乗り換えた。もちろん走行距離が7000キロ位の中古車で諸経費を入れたら車検代の3倍位になるが、彼女の口ぶりから察して買い換えることにした。その赤い車の名前はまだ知らない・・というか、覚えられない。車社会は日進月歩で、ボクの結界くんのような鍵が初めから無い。もちろん、鍵穴も何処にもない。ボタンを押してエンジンが掛かり、エンジンが切れるという仕組みになっている。サイドブレーキなるものがなくてフットブレーキを左足で踏む。右足で踏むフットブレーキは前から機能が変わっていないようだ。もう、ブレーキだけをとっても、ワケがわからない。自動車というより家庭電化製品が動いて走っているようだ。主婦にはそれも良いかもしれない・・などと思いつつ、飯南高原の夕焼けに染まる積乱雲を眺めた。

IMG_0845 (1)

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2410-311540e6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10