工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

金属抽象彫刻 

2016/07/31
Sun. 23:55

心のなかで密かに、「そろそろこのMacBook Proも引退の潮時かな・・」などと考えなから万善寺の棚経データをまとめたりお盆のご案内をプチプチとしたためたりしていたら、何かしら今までに無くそれなりにサクサク動いてくれていて、ひと頃の調子を取り戻しているように感じる。
ひょっとして、このラップトップくんはご主人様の考えていることを機械の何処かに忍ばせたアンテナか何かで敏感に察知しているのかもしれない?・・・って、そんなこともないだろうけど、現代彫刻小品展で使い倒していた仕事が一段落して、万善寺の寺務に切り替えた頃から調子が戻ってきたような気がする。いろいろと前後の事情を整理してみるに、やはり画像の処理とかデザインの構成ばかりが度重なることがオーバーワークになっていたのかもしれない。・・・まぁ、とにかくなにわともあれ、今のところほぼ予定の通り寺務もはかどっているし、ひとまずは「これで良し!」と云うことにしておこう。

夕方になって若干涼しくなったから作業着に着替えて久しぶりの草刈りをした。
夏の草は暑さや乾燥に耐えようと必死になって地面の水分を吸い上げようとしてやたらと丈夫に固く育ってくる。草刈機が跳ね返されてしまうこともシバシバだ。
駐車場の周辺の巨大化したヨモギを刈っていたら、小石が跳ね飛んでボクの大事な左のゴールドボールを直撃した。その痛さたるや筆舌に尽くし難いほどのモノで、外の袋が破れてしまったかもしれないと心配になるほどだった。エンジンを止めて駐車場の隅でツナギのファスナーを降ろしてパンツから袋を取り出してしげしげと見たが、とりあえず破れるほどの傷はなかったものの、ハッキリと直撃箇所がわかるくらいに赤くなった箇所があった。やっと調子が戻ってきた足のことも心配だし、一気に営繕作業の意欲が沈滞したが、それでもせっかく始めた草刈りをたった10分で終わらせるのも万善寺住職として示しが付かないし、グッと踏ん張って再度草刈りをはじめて少し経った頃、今度はなんとボクの息子のキトウ君へ小石が直撃した。さすがにこの痛さにはまいった。過去に数えきれないほど草刈りをしていてこういうことなど全く無かったのに、大当たりの一日になってしまった。

鉄の彫刻家の端くれとして、やはり島根県奥出雲町に常設の下田治氏の彫刻が気にかかる。彼の制作年代は俗にいう高度経済成長期から完全にバブル期をかすめている。彫刻の素材として鉄が使われ、工業製品の持つ人工的でダイナミックで且つクールな素材感があの時期には産業や人類の繁栄の象徴としてパブリックに機能したのだろう。
つい先頃・・・確か2〜3年ほど前に他界したアンソニー・カロの彫刻に通ずるような気もするし、日本でいえば鉄素材ではないが徳島在住の河崎良行氏の造形も何処かしら近い路線に位置しているように感じる。もっと抽象彫刻の世界に広げればキリがなくなるが、とにかく金属抽象彫刻の持つ特性を十分に活かし、他の素材にはない造形に昇華されていると思う。

私の造る鉄の彫刻は、彼の方向性とは全く別のモノで、「Landscape situation~或る日の情景~」のシリーズの一作。
同じ素材でもここまで表現の方向性が違うのも面白い・・・と自分ではそう思っている。

IMG_1963.jpg

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