工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ブッタの足 

2016/08/05
Fri. 22:09

本日棚経7軒、内、檀家さん6軒、プラス臨済宗禅寺施餓鬼会手間替え随喜。以上!
檀家外のお宅も憲正さんの頃から引き続いて棚経の務めでおじゃましているが、今日は1軒ほど割愛した。理由は、昨年におじゃました時、家が施錠されて入れなかったこと。たぶん、代替わりがあって引き継ぎの無いまま万善寺が忘れられてしまったのだと思う。
まぁ、見方を変えると、今の時代お盆の坊主の棚経も若い人にとっては頼みもしないのに勝手に縁側からズカズカと奥の間に上がり込んでお経を読み始める押し売り坊主のようにしか見えていないだろう・・・という気がしないでもない。そこまでして、先代の義理を通す必要もないかな?・・と勝手に思った次第。

1軒は、その先民家もない道もないあるのは山だけ・・という万善寺檀家さんで1・2を争う僻地の中の僻地。その家のおばあさんは膝の手術をして正座が出来なくなったものの、口も頭も達者で、それなりに元気に暮らしていらっしゃる。ネコと犬がいて、一人暮らしながら結構賑やかだ。ここで、おばあさん手製のアイスコーヒーを飲みながらだいたい30分ほど世間話。
1軒は、その家のある集落の向こうは山越えの峠しか無くて行政区域の境界に近い。ここもおばあさんの一人暮らし。少し離れたところに暮らす息子さんから法事のことで色々知りたい事を頼まれたらしく、結局、ここでもお経が終わってから30分。
1軒は、お昼ごはんの最中で、息子さんが帰っていた。ここでも、またまた今年の法事の質問。結局、お盆の施食会の時に、施餓鬼棚へお位牌をお供えして塔婆供養をすることで法事の決着がついた。
そして、1軒は・・・などと続けるとキリがないからこの辺で万善寺ネタは終了。

今年の棚経は、春先から調子が狂った私の下半身の不具合が完治しないまま、痛み止めで散らしながら務めている。それでもひと頃に比べると随分良くなって、今のところ縁先からの上がり下りも何とかそつなくこなせるようになっている。
元はといえば、左の足首関節の古傷の炎症から始まった。それが下半身を巡って腰痛を誘発してしまった。それでも無理をして現代彫刻小品展でドタバタしていたら、かれこれ30年近く前にケガをした古傷中の古傷へ炎症が巡っていった。その場所が、右足の親指とそれに繋がる足の甲の関節。
当時の整形外科ドクター曰く、「場所が場所だけにねぇ〜」・・・何かと聞くと、痛風の発症が丁度その辺りらしい。ソコを2ヶ月位固定することになって、案の定ドクターの予想通りその間に尿酸値が増えて痛風になった。
今でも、浮腫がとれて比較的健康な状態の時は、ワイフも羨むほど細い足首から引き締まったふくらはぎがなかなか魅力的なのだが、絶不調の時は見る影もないほど関節が腫れて土踏まずもなくなって、雪駄もまともに履けないほどいびつな足になっていた。

現代日本の彫刻界を牽引する実力彫刻家の一人である日原公大氏の出品票には「ブッタの足」とタイトルがあった。
どうせ、また例の如くサカリのついた雄豚のトンソクでも造ったのだろうと思っていたら、梱包から出てきたのはヨシダの不幸を見ぬいてあざ笑うかの如き欅を彫った立派な左足!あまりにもタイムリーな彼の洞察力には完敗である。
オレの足だって、健康な時は欅の足に負けないくらいカッコイイのだ!・・とイキガッたって、誰がどう考えてもヘナチョコ坊主の足などお釈迦様の足元にも及びません。

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