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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

稲刈りその2 

2010/09/21
Tue. 01:29

大森小学校と幼稚園の子供達は、近所のおじさんの好意で毎年田んぼを作らせてもらっています。

今年は例年にない猛暑で稲の育ちも予測が難しく、モミの殻が厚すぎて米粒が小さくなったりもしているようですが、とりあえず見た目は豊作ということで、町内のおばあさん達のお手伝いも加わってにぎやかに稲刈りが始まりました。

大森の子供達は幼稚園の頃から稲作りをしているので、カマの使い方も上手だし、仕事の分担もきちんと出来てみんなテキパキと働いていました。

ここで、オヤジの昔話を少々・・

私が小学校の頃は農繁休業というお休みが春と秋にあって、その日の子供達は田植えと稲刈りの手伝いをしていました。
寺も家族が食べられるだけの小さな田んぼがあって、住職夫妻は近所のお百姓さんたちと手間替えをしながら農作業をしていました。
お昼時になると、あらかじめそれぞれの家で作っておいたお弁当を広げてみんなで食べたりもしました。
機械のない時代で人手が頼りですから、隣近所のお付き合いも何かと濃厚でした。
小さな子供は農作業の邪魔にならないように少し大きな子供が面倒をみて一緒に遊んでくれたりしました。
稲刈りが終った田んぼは子供達の絶好の遊び場になりました。
稲ハデに干された稲の独特のにおいがあたりに広がって「秋」という季節を身体全体で感じたりしたものです。

昔々の話しのようですが、これが4・50年前の田舎の様子です。
あの頃は、学校を休んで稲刈りを手伝ったりしていたことが、今では、先生と一緒に授業の中で稲刈り。
末娘がまだ小学校でお世話になっていた頃に、稲を触るのもカマを持つのもはじめての体験だという先生のお話を聞いたような気がします。

汗を流して苦労して働いて育てたあとの収穫の喜びまで、学校の勉強の中でお世話になるしかないのでしょうか。
昔は良かったなんて思い出にふけっているわけでもなんでもありませんが、世の中が便利になったことで無くしてしまったものも多いような気がします。結構、その中にはとても大切な何かがあったかもしれません。

IMG_0994.jpg

大森小学校に通う子供達が現代彫刻小品展で描いてくれたスケッチをホームページの「topic」に加えました。
お暇な時にのぞいてやって下さい。

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