工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

誤算 

2016/09/10
Sat. 23:54

石見銀山で暮らす毎日が続いているが、自分ではどうも石見銀山に居るという実感が薄い。
たぶん、朝から夕方まで工場にいたり万善寺の寺務や仏事で出かけたりばかりしているし、先日までは彫刻展もあって奥出雲だったし、それでだと思う。
このところ日に日に夕暮れが早くなって、今日も黒のアクリル塗料の塗装を始めたらすでに周囲が暗くて判別不能だったから途中であきらめた。

彫刻を造る前の手慣らし程度で考えていた鉄の手仕事が予想に反して躓いて苦戦している。
ナニをするにも、初心を忘れてはいけないと慢心の自分を戒めながら仕事をしている。
それにしても、こういう失敗は久しぶりのことだ。
どう考えても、構造としてのフレームに大きな問題はないと思っているのだが、ハンモックのパーツを装着すると全く用を成さなくなってしまう。
狭い工場で、できるだけコンパクトに収まることをコンセプトに造っていたフレームの設計ミスとわかった時の落胆は、ヨレヨレの老体にけっこうなダメージを与えた。
気持ちを入れ替えて再考することにしてハンモックを測りなおしたら、寸法的にはやはり問題なく私考案の鉄のフレームで用が足りるハズになる。どうも構造の様子が上手く把握できないから、編み上げてある紐をほどいてみると、その紐の素材がやたらと伸びることがわかった。これだと、平ボディーに荷物を積んでアメリカ縛りで縛り上げても、伸びに伸びてなかなかシャンとロープの役割を果たしてくれそうにない・・ということがわかった。結局、そのハンモックの構造をメインにフレームの工法や構造を練り直すと、なんと全長6mにも及ぶ巨大フレームが必要だと結論に至った。
その頃にはすでに夕暮れが迫っていて、仕事を進めることも難しいと判断して、心身ともに疲れきって帰宅した。

ワイフは、夜の会議があるからと私と入れ違いに出かけた。
すでに作りおきの夕食がテーブルに置いてあった。
こういう時は、麦とホップも不味いだろうと思ってひとくちススッたら、これがいつもと一緒で美味い。
ツマミはポテトサラダとナスの煮物。
これがさり気なくボクの好物だったりして、食も飲みも進んでワイフが帰宅した頃には3つ目の缶が空になってつまみは完食だった。

早朝に石見銀山を出発して、万善寺の3畳の寺務所で塔婆を2枚書いて施主家へ移動。
だいたい普通だと午後の1時位には法事も終わるだろう。
それから急いで石見銀山経由で工場へ向かうと、だいたい2時半から3時位。
それから塗装の続きに入って、ひとまず結界君の屋根へ巨大なフレームを積んで途中で警察に見つかったらヤバイから裏道を走って納品先へ移動。
現場の研修室へ搬入して様子を見て善後策を検討。
徳島の野外彫刻があるし、この土日でおおよその材料取りを済ませようと計画していたが、見事にズレこんだ。
ナンチャッテオヤジの人生、だいたいいつもこんなもんさ!

IMG_2218_20160911031510c32.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2451-ae8b6fef
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-08