工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

徳島野外彫刻展搬入 

2016/09/19
Mon. 23:23

朝4時に石見銀山の自宅を出発して、徳島中央公園へ向かった。
10月2日から始まる徳島野外彫刻展へ彫刻を展示させてもらうことになったからである。
昨年の今頃は私が一人で搬入したが、今年はワイフと二人で搬入することになった。
つまり、島根からの出品者が2人に増えたわけだ。

以前から、ワイフの彫刻はどちらかと言うと野外にあったほうが良いと思っていて、毎年のように彫刻制作の時期になると彼女の耳元で呪文のようにそう言い続けていた。
過去に、何回か野外展示をしたことがある。
ある時は、東京の六本木。
ある時は、兵庫県の小さな山間の町。
ある時は、石見銀山の定期バス回転場近くの田んぼ。
私なりに、それはそれで面白い展示になっていると思ったのだが、島根県を代表する女流彫刻家のワイフとしては、今ひとつどこかしら納得がいかないまま悶々としていたらしい。

ワイフは若干23歳の頃から彫刻を造り続けていて、制作は今に至るまで1年も休んだことがない。だからもうそろそろ、作家年齢40歳にはなろうとしている。
つまり、毎年最低1点の大作を制作し続けるとして、少なくても40点の彫刻を制作してきたことになる。
その他にも、だいたい定期的に個展をしたり、グループ展へ出品したり、10年近く前からは例の島根県各地で展覧会をはじめた現代彫刻小品展へも数点の小品彫刻を出品したりしているから、大小合わせるとかるく100点以上の彫刻を造っていることになる。
そういうベテランの彫刻家が、野外展示の彫刻になると、まだほんのヒトケタくらいしか制作展示したことがないということはとても残念なことだと私は思っている。
それでまぁ、呪文というか念仏というか、日々の暮らしのそこここで野外展示の誘いをし続けている。

私は、常々一人の100回の声かけより、100人の1回の声かけが重たい一言になる・・・と思っていて、機会ある度に色々な場面でそう言い続けている。
ワイフには、なかなかそういう機会を作れないまま、オヤジの「面倒臭い同じ話」にしかなっていなかったのだが、昨年になって、戦略を少し変えて彫刻制作で親しくさせてもらっている友人の彫刻家へお願いして、彼の口からも野外展示のことをささやいてもらうようにして、同時にその制作方法とか素材の工夫とか、そのような情報を提供してもらったりした。その上、気の利く彼が高価な制作材料をプレゼントしてくれたりしたものだから、もうそうなると、ワイフもなんとかしないといけないことになってしまって、このたび目出度く本気で野外展示を考えて実行してくれたわけだ。

ひとまずは、徳島野外彫刻展でその成果を実践してみようということになって、吉田家2人揃って搬入となった。台風の影響もあって風雨が心配だったが、徳島彫刻界の大御所である松永勉氏のご尽力によって、どうにか公園の指定場所へ設置することが出来た。
これから約1ヶ月の間ワイフの彫刻が野外展示に絶えられるか・・検証がはじまった。

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