工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

次の彫刻 

2016/09/20
Tue. 21:27

ひと月後れの地蔵盆の法要が24日にあるから、その案内を配って歩いた。
台風の雲が島根県上空にもかかって、広島県との県境に近い飯南高原は結構激しい雨が降り続いた。

夜の法要なのでお参りは近所の皆さんだけになるが、最近の高齢化のせいで私の代になってから半減した。
おかみさんが一気に老け込んで気弱になってきたから、お参りのみなさんの顔を見るのも今年が最後になるかもしれない。そういう気もして、久しぶりに法要が終わってからのお茶会を庫裡で準備しようと思っていたのだが、夏が過ぎて庫裡の建具を〆切りにすることが増えたせいか、老人特有の加齢臭が室内に停滞して空気が悪い。若い頃の昔から身に染み付いた行動形態はある日突然変えられるわけもないことだから、仕方なしに見て見ぬふりをしながら庫裏から本堂までの私の行動ルートだけは出来るだけアチコチの建具を開け放していると、いつの間にかそこもきっちりしまっていたりする。
この1年の間に、母親のピック病所見が少しずつ増えている。
高齢でもあるから今更丁寧に検査をして病名をはっきりさせることも本人の体力消耗になったりしてあまり良いことでもないだろうと勝手に判断して、ドクターとは暗黙の了解を交わしているようなところもある。
本人は頑固に頭は正常だと言い張っているから、なかなか息子の言うことを聞いてくれないし、自分のやりたいように行動しようとするから、介護のしようがなくて苦労する。いずれ近いうちに石見銀山の方へ連れてきてそちらで面倒を見ることにするのが、今のところ一番良い手段なのだろう。

徳島に彫刻を設置してあるから台風の進路が何時にも増して気になった。
責任者の松永さんへ電話してみると状況がハッキリわかるのだろうが、それでどうこうなるわけでもないし、かえって迷惑になることも考えられるから、移動中にiPhoneのウエブチェックを繰り返しながら過ごした。
石見銀山の自宅へ帰って濡れた服を着替えたりしていたら電話が鳴った。松永さんからだった。風雨が収まってから彫刻の様子を見てくれたそうだ。全く問題ないということだった。流石だ。心配が行き届いている。
主催者が彫刻の作家であるから、こういうときの遺漏がない。やはりその道のプロだから出来る気配りだと感心して恐縮した。

明日から気持ちを入れ替えて次の彫刻制作に入る。
今回は、母親の具合のこともあってどうも気持ちが定まらないまま時間が過ぎていった。
これから一気に3日間くらいかけて大まかな形にしようと思う。
自分は彫刻のことだけで毎日暮らすことが出来ないところがある。だから、彫刻のテーマとかタイプを幾つか別々に用意している。そうしておくと、前に造った彫刻を比較的楽に切り離して新鮮な気持ちで次の彫刻に向かえる。
今年のように自分の暮らしのいろいろな場面で躓くようなことが増えると、こういうスタイルで制作できていられることで随分助かっている。

IMG_2239.jpg

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