工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

携帯電話 

2016/09/25
Sun. 21:32

工場で仕事をしていると作業着のポケットで携帯電話がブルブル動いている。
急いで革手袋を外して着信を見てみると寺からだった。

携帯電話なる便利なものが出来てしばらくしてから、自分の周囲へ一気にブームが広がって、何処へ行っても誰もが便利そうに使っているものだから、私もついついその気になってドコモケータイを購入した。
第1号は確か富士通だか何かだったと思う。まだアンテナが着いていてそれを伸ばして会話していた。
吉田家ではじめて私が携帯電話を使い始めてから随分あとにワイフも使うようになった。
そうこうするうちにじゅん君が中学校を卒業して高校生になった時、彼に携帯電話を持たせることになって、それがキッカケでなっちゃんやノッチも携帯電話を持つようになった。
今はもちろんキーポンも使っていて、吉田家全員がLINEで会話するようになって、電話会社の戦略にマンマと引っかかってしまっている。

携帯電話も在ればあったで便利に使っているが、一方で自分の日常の様々な場面で、その携帯電話が邪魔に感じたりすることも多い。
失礼なことだと思うが・・・そのひとつが母親からの電話。
彼女は携帯電話を触ろうともしないからいまだに昔ながらの据え置き電話から私やワイフの携帯電話へ電話してくる。高齢者の一人暮らしなのに1ヶ月の電話料金がやたらと高い。

電話をする時は、普通に一般常識として相手に失礼でないように気を使いながらタイミングを見るのが最低のマナーだと思っているが、それも、はじめから何かしらのルールがあって使い始めたことでもないし、日本、いや、世界へ普及する過程の中で少しずつさまざまな場面に対応した使用ルールのようなものが固まってきて、それなりの年月をかけて今のような状態に定着し始めたことだと思っている。
ようするに、それぞれの人々が、自分の生活環境や社会性の中で効率的で有効的な使用を心がけながら、次々に登場するさまざまなSNSなどのメディアを導入し、そういうネットワークが構築されて更新されながら今に至っているわけだ。

母親の場合は、世間の常識的な社会性とは全く関係のないところで自分の都合で電話をかけてくるから厄介だ。憲正さんが健在で老人の二人暮らしの時は、まだそれでもそれなりの理性や一般常識を持っていたが、この1年の間に、それは見事に狂ってしまって修正のしようがない状態になっている。最近は、ワイフの携帯電話へも着信が頻繁になった。少し前はじゅん君へもよく電話をしていたようだ。今のところ他の孫達はそういう状況に遭遇していないようだが、激しい時は一日10回以上も着信が続く。こうなるとすでに迷惑電話の部類に属している気もする。私もワイフも、一本の電話で集中の糸が切れっぱなして、遅々として制作が進まない日々を過ごしている。

こういうことは、私の母親だけのことでもないと思うし、現代社会の現状においては普通に存在するメディアのヒズミとかシコリのようなモノになっているのかもしれない。

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