工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

秋の彫刻島根搬入終了 

2016/09/27
Tue. 23:12

今年も六本木の展覧会が迫って、吉田家の2人の彫刻家はこの2日間彫刻のラストスパートでヨレヨレ状態だった。
昨日は工場を出たのが夜の10時を過ぎた。
本日はトラックの積込みを終わって帰宅すると、すでにあたりは真っ暗だった。
肉体もかなり老化して体力が落ちた。
スーパーの半額品を買い漁った夕食を済ませると一気に眠気がやってきて気づかない間にバタンキュ~で寝てしまっている。
ずいぶんいっぱい寝たなと思って目を覚ますと、まだ日が変わっていない。どこかしら神経が敏感になっているようだ。

それにしてもこの2日間はやたらと暑かった。まるで夏が戻ってきたようだ。
制作の合間に日本海へ出て今年の彫刻の一部になる海の波に洗われた小石を拾った。その場所は地元の人ぐらいしか出入りをしないところで、夏のシーズンもほとんど誰も寄り付かない。それでも、漂着物は定期的に掃除されて見苦しいほど汚れることもない。もう少しなんとかすれば家族連れもそれなりに楽しめるだろうにと思うが、すぐ近くに行政や自治体指定の砂浜の海水浴場が整備されているからそちらで全てがまかなえているのだろう。
もう何年も前のことだが、ある年に海岸の玉石が一気に消滅したことがあった。
それまではなんの苦もなく見栄えの良い手頃な石を拾い集めることが出来ていたのに、その時は海岸一帯が変哲も無い普通の砂浜に変わっていた。地球の活動の不思議を体感した気がした。
そういうこともあるから、最近は暇を見つけては買い物袋をぶら下げてその海岸へ出かけることにしている。何ヶ月もかけて地道に通い続けると彫刻に必要なソコソコの量が集まる。彫刻の展示に石を使い始めて随分経った。私の彫刻は構想350日で残りを制作時間に使っているが、この石拾いも結構時間を使っていることになる。

周藤さんが昨年の力作で見事会員に推挙されたから、今年は彼の会員1年目の記念すべき制作になった。彼はすでに大学を卒業して社会人でスタートした頃、まだ吉田家が今の家へ引っ越す前の工場へ来てアーク溶接を覚えながら彫刻を造りはじめた。電源の容量もあるから、さり気なく彼の仕事の工程をチェックして自分の彫刻を造ったりしていた。
その頃のワイフはまだ子育ての真っ最中だったから、子供が寝てからコツコツと木を彫ったりしていた。
搬入や搬出も自分で2tのアルミを借りて東京まで2往復していた。当時からの仲間は、全員揃って毎年1歳ずつ歳をとっている。アタリマエのことだが今までよく続いていると思う。
数年前から子育てが一段落したノリちゃんが彫刻の仲間に加わってくれた。学生の頃は陶芸の勉強をしていて、島根へ帰ってからもしばらくは自宅に設置した電気窯で作陶していたが、何時の頃からか彫刻らしきものを造るようになって今に至っている。彼女は高校生の頃から知っていて、器用になんでも出来る子だった。中でも面白いデザインや絵画のセンスがあって、てっきりそちら方面へ流れるのかと思っていたら、なんと今では彫刻家になりつつある。私に憧れてのことか、ワイフに刺激されたのかさてどうなのだろう。

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