工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

飯南高原から三瓶山経由で富山町 

2016/11/20
Sun. 23:04

通夜の夜は、時折激しく雨が降った。
葬儀の朝は、保賀の谷が霧に包まれていた。

浄土真宗の葬儀で副導師を務めるのは久しぶりのことだった。
保賀の集落には万善寺の檀家さんが6軒ほどあったが、今は1軒が空き家で1軒が絶えた。
残りは全て浄土真宗の門徒さんなので、地域のお寺でもある万善寺は、地域で葬儀が出るとこうして時々施主家から声がかかるのだ。
今回の菩提寺さんはご高齢であるし、やたらとアドリブが多くて、役不足の鐘つき坊主としてはかなり苦労して、ぐったり疲れた。
雨が降るほどでもないまま、それでも厚い雲が晴れることもなく、野辺帰りのお経が始まる頃にはジットリと汗ばむほどだった。

富山町は文化祭の日で、旧富山小学校の展覧会が最終日で、教室個展の竹田さんが吉田の穴埋めで受付を代行してくれた。
葬儀が終わると、急いで着替えて飯南高原から三瓶山を抜けて富山町へ走った。
町の文化祭はすでに片付けが始まっていたが、センター長さんはじめ、少しずつ増えてきた地元の知人とも合うことが出来た。イノシシの焼肉もあって、残り物をたらふく食べた。婦人部の食堂はすでにクローズしていたが、知り合いのご婦人が声をかけてくれた。

1年に数えるしか無い程だが、富山に通いはじめてもう5年目になる。
彫刻のイベントを富山町へ提案してから1年経ってやっと実現して、今年が2年目になる。これから来場者などの集計をして報告書の作成に入るが、おおよその聞き取り調査だと、展覧会だけでも来場者が1年目の3倍位に増えている感じた。教室個展でお世話になった竹田さんと少し話したが、一般の感想を聞くことが出来て刺激になったらしい。私など、自分の個展も含めて既成の展示会場で展覧会をすることが無いから竹田さんの感想がとても新鮮だった。確かに、普通、作家が個展を思いついたら既成のギャラリーや美術館の展示室での展覧会になるだろうし、そういうところは、そういうところへ縁のある人しか行かない。だいたいに、島根の田舎で、近所の人が通りすがりにチョイと美術を観ていこうなどと思うようなこともほとんど無い。竹田さんのような作家が、発表にリスクを背負ってでも、こういう文化の不毛の地で継続した個展をしてくれると、やがて美術の刺激に地域が慣れてきて鍛えられてくるときがかならずあるはずだ。そうなると、少しずつ作家と地域とのバランスがとれるようになって、お互いの相乗効果で地域も作家も活性する。吉田は、そんなふうなことを考えているのであります・・・

キーポンが、幼稚園実習を終わって学業へ帰っていった。葬儀のことがなければ、私が夕方から彼女へ付き合うことになっていた。真っ暗な石見銀山の自宅へ帰ると、テーブルの私の場所に、意味不明なおもちゃのようなモノ??が置いてあった。ワイフが受け取ってくれた倉敷からのお土産も見つけた。その中には森山コーヒーの深煎りコスタリカもあった。久しぶりにアメリカドラマを見ながら豆を挽いていると、ワイフが帰ってきてネコチャンズが騒ぎ始めた。鴨山窯のコーヒーカップで苦みばしったコスタリカを飲んだ。

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