工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

SEMIKUJIRA 

2016/12/22
Thu. 09:49

実は、フェイスブックもやってるんだけど(って、周知の事実でしょうが・・)寝ている間に「いいね」ポチットが50件も溜まっていた。
先行き不透明な日本の現状から逃避して深く静かに潜航しているカナヅチオヤジとしては、脅威のアクセス数になっていてビックリ!
「坂田明さん効果はすごいことだ!」
まぁ、超メジャーな御仁だけに、当然といえばアタリマエのことだろう。

年末になって、年内の雪がない間に大事な法事を済ませてしまおうと、飯南高原に点在しているお檀家さんから問い合わせが続いている。
そんな中、浄土真宗さんから四十九日の法事へ招待があって出かけた。
最近の若い浄土真宗のご院家さんは、だいたい1冊の教本を決まり通りに順番におつとめされるので、それほど不自由することもなくついていけるくらいに慣れているが、万善寺先代の憲正さんクラスの現役老僧さんだと、なかなかそういうわけにいかなくて、法事の当日になってはじめて見る経本を手渡されて、「今日はこれでおつとめさせていただきますので、よろしく・・」などと軽く振られるものだから、それから後は施主さんやご親族さんとドッコイ付け焼き刃のにわか坊主を通すしかなくなってしまう。
それでこのたびは、仏説無量寿経全巻と仏説阿弥陀経の西本願寺和訳本をメインに浄土真宗流の節付きでおつとめした。
漢文のお経は経験しているが、和訳のお経ははじめてのことだった。
「こちらの(和訳の)お経の方が、どなたさんでも(良く)意味がわかりますけぇ〜ねぇ〜。おつとめしていると、お浄土の風景が目の前に見えてきますけぇ〜」
・・・ということで、その老僧は好んでそういうお経で法事のおつとめをしているのだ・・と、解説されていた。

はじめてのお経だったので、なんともいいにくいところではあるが・・・
率直にいえば、やはり漢字に託されたくどいほどの仏の教えはかなり薄まってしまってるなぁと、そういう感じがした。
曹洞宗のお経も、メジャークラスの幾つかは和訳がしてあるから、頭陀袋に忍ばせた分厚い経本を引き出して暇な時にそれを流し読みしていたりするが、味気ないほどだいたいの直訳になっていて、結局、漢文も読み下しもたいしてかわらない。
ザックリいうと、浄土真宗さんの和訳は意訳に近いのかもしれない。
そのあたりの意訳と直訳の落とし所が、仏教の目指す先の方法論になって現れているのかもしれない。ナンチャッテ坊主的に云うと、直訳はクラシックの室内楽で、意訳はモダンジャズのアドリブたっぷりで、モーツァルトを演奏しているようなモノに近いような感じかなあ・・・個人的にはアドリブ大好きだけどネ。そういえば、憲正さんもかなりアドリブの多い方丈さんだった。

あれから、坂田さんのアルバムを全曲聴いた。
やっぱり「ひまわり」も良かったが、「SEMIKUJIRA」も坂田ワールド炸裂で良かった。
風景が見えた。お浄土は見えなかったけどね・・・

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