工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

こころをくばる 

2016/12/29
Thu. 23:51

「ありがとう」
「ゴメンナサイ」
「おねがいネ」
身内の恥になるが、ボクのお母様は90歳を過ぎて魔界の人になってしまったようだ。
普通の常識で正直に暮らしていれば、その時々に色々な不具合や様々な迷惑があってあたりまえのことだし、高齢になって身体も思うように動かなくなれば、そういう場面も増える一方で減ることは無いはず。
朝から晩まで目が覚めている時は、そのあいだじゅう自分の正当性を息子に押し付けてくる。息子でもある私は、一方で万善寺の経営者であるという公的な立場で寺暮らしをしているわけでもあり、そのあたりの事情を少しでも良いからわかってもらわないと寺の行事がうまく回らないのですよ。

まぁ、こんな感じで、今年も殺伐とした年末になっているわけであります。

吉田家の家族は、私とワイフの世帯に4人の子供がいてそのうち一人は5月5日に入籍をして結婚した。それに万善寺で一人暮らしをしている母親がいる。
この母親は、前住職の憲正さんが遷化するまで寺の二人暮らしを切り盛りしていたつもりでいて、住職が代替わりしても、いまだに昔ながらの寺内のしきたりをかたくなに維持しようともがいている。彼女に「引退」とか「隠居」とかいう気持ちは無いと云っていいだろう。それが母親にとって幸せな生き方であるなら、死ぬまで現役のおかみさんを演出しておこうと決めてなんとか昔からの状態と変わらない寺暮らしを続けてもらおうとしているのだが現実は結構厳しいものだ。

10月から12月のカレンダーには「心配(こころをくばる)」と書いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
心配は相手があってのこと。
相手構わず広く浅く心配するのは無駄。
無駄に気にかけて世話がすぎるとかえって迷惑。
ふかく、こまやかに、こころをくばる。
つよく、きびしく、こころをくばる。
やさしく、ゆるやかに、こころをくばる。
なかなか難しいものです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
本当に、「こころをくばる」ことが難しいと思うのですよ・・・

私と母親の間には、意思の疎通というものに障害ができてしまっているようだ。
べつに、身内でもあるし、母親でもあることだから、他人行儀に堅苦しく緊張して付き合うことも無いのだが、せめて息子のささやかな気配りや心配や親切心くらいは素直に受け止めてもらっても良いと思うのだ。
・・・それは、私の一方的なワガママだけのことなのだろうか?

10-12月

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