工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ナンチャッテ坊主の年頭挨拶 

2017/01/02
Mon. 20:43

万善寺新年の恒例行事は・・・
正月2日の年始会。
新年初午の豊川稲荷初午祭。
それに3月の春彼岸。
・・・以上の3つが大きな(そうでもないか・・)仏事になっていて、その時にお檀家さんや地域の信者さんがお参りくださる。

この年始会も時代の流れに乗ってお参りが減少し、この近年はだいたい多くて20名ほどの参拝に落ち着いている。
今年は、年末から続く好天気で雪も無かったから、寺の参道を本堂下の駐車場まで車で上ることも出来るし、家族の送迎も楽だしするから年始法要の後の新年会も出席が多いだろうと期待していたのだが、結局例年と変わることがなかった・・というより、天気が良すぎて正月早々家族揃って遠出でもされたのか、むしろ何時もよりお参りが少なくなった気もする。それでも、お参りの皆さんはワイフのつくった正月料理の数々をパクツキながらそれなりに賑やかに盛り上がって、一升瓶がいつも以上に早く大量に空になった。

万善寺の正月イベントに向けて、私とワイフの二人は、それぞれに自分の業務分担を受け持ちながら粛々と準備が進む。
ワイフがおかみさんから台所を引き継いでから後も、いまだに現役気分のおかみさんがアレコレ無駄口をはさみ続けるので、今年ははじめて年末ギリギリまで石見銀山の吉田家台所で正月料理に取り組んでいた。そのかいあってか、恒例のメイン料理「万善寺おでん」がいつになく絶品で、特にダシ汁をタップリ吸い込んだ大根は最高に美味しかった。その大根は富山でお世話になっているお百姓さんからいただいた立派なもので、素材そのものも格段に良かったからかもしれない。

お参りの皆さんを前に、その年の年頭挨拶をさせてもらっているが、今年は、約2500年前にお釈迦様ご自身がお弟子の修行僧相手にお話されたらしいことを、自分流に意訳して「ニートだって立派に社会へ貢献している大事な存在なのだ!仏教の修行僧なら究極のニートになるくらいの覚悟が必要なのだ!」というようなお話を伝えさせてもらった。若干意訳たとえが過ぎるかもしれないとも思ったが、どうせナンチャッテ坊主の新年の話など、新年会の一杯の酒で忘れてくれるだろうと勝手に都合よく判断したわけだ。
今の世の中、使う方も使われる方も、やたらと生産性や利潤の向上を目標に仕事をしすぎているから、少しだけ小心者で気の弱い、たとえばボクのような人はそういう世間に潰されてどんどんそういう世間から弾き飛ばされる。世間や会社や組織など、自分一人でやりくりできる社会などあるわけもなく、知らない間にどこかしらお互い様で過不足なく助け合って暮らしているはずだ。何もしないとか、何も出来ないとかそういう人が自分のすぐ近くにいてくれることで、自分自身が色々な場面でどれだけたくさんアレコレ助けてもらっているか・・・それをもっと自覚しねければいけないんじゃないですか?
・・・とまぁ、そんなことがいいたかったわけで、ものの本によると2500年も前にお釈迦様が自ら似たようなことをおっしゃっているらしいのです。仏教は深いでしょ!

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