工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

「お正月」とは 

2017/01/05
Thu. 20:09

早いもので2017年正月も、5日が過ぎた。
万善寺では、少し早いと思ったが、お供えしておいた鏡餅を下げた。
このタイミングがなかなか難しいもので、その年の正月の天候事情を考慮して、お餅にカビが生える一歩前で保存の工程を用意しておかないと、せっかくのお供えのお下がりをムダにすることになってしまう・・と同時に、仏様や先祖代々様に失礼をしてしまう。

世間では、あまり良く知られていないことだと思うが、実は、「お正月」とは、1月の1ヶ月のことだという。
万善寺では、すでに前住職の頃からその習わしで、しめ縄も1月を過ぎて節分祭までそのままにして立春を待って降ろしたりしていた。
さすがに、前住職が弱ってベットの暮らしが長くなってから後は、私の都合や独断でサッサとしめ縄やそれこそ生モノの松竹梅や鏡餅など、お供え物まで降ろし下げてしまうようになった。いまだに「おかみさん」を引きずっている母親はそれがとにかく気に入らなくて、現住職を名指しで小言にしてはかなり過激な毒を吐く。虫の居所が悪かったりすると、ワイフや孫にまでその矛先が向いて収集がつかない。

5日は、そういう母親の定期通院日が予定に入っていて、前日からソワソワして神経が何時もより過敏になっていた。今年はじめてのデイサービスも、診療所と同じ敷地にあるし、曜日も重なるし、色々職員さんの手間も省けて都合がいいから、昨年末の通院の時に「診療が終わったらそのままデイサービスでお世話しましょうね♡」とわざわざ職員さんの方から提案があって、母親もその時は渋々ながらそれを認めていたのだが、今日の診療所では、「そんな話は聞いていない。今日は薬をもらって家に帰る!」とわがままをいい始めた。私はもう慣れているから、看護師さんに「まぁ、そんなわけで本人は納得してないようですし・・・」などと、クールに流していたら、なんと職員さんが薬局まで迎えに来てくれた。それでも、なにかと意味のない理由をつけて帰ろうとしていた母親だったが、結局私に無視されて渋々職員さんの言うことを聞くことになった。

とにかく年末から溜まっている仕事が正月になってもなかなかはかどらない。
キーポンの成人式で1日潰れ、母親の通院で1日潰れ、吉田のクローンが2人くらい欲しい。「〜〜のに・・」ってやつは、考えたくも言いたくもないことだし、まがりなりにも坊主の端くれとしては思ってしまうことも修行が浅いダメ坊主であって、今の私はまさにそういう状態で悶々とした日々が過ぎている。

3畳の寺務所にあるレーザープリンタが結露続きで動かなくなってしまった。もう踏んだり蹴ったり状態だ。
冬の万善寺は、ドコもカシコも隙間だらけで、殆ど野外に居ると変わらない。この度のようにいい天気が続くと寒暖の差が激しくなって余計に家の中に露が溜まって湿っぽくなる。本堂などいまだに年始会の酒宴の香りが漂って、線香の香りが負けるほどだ。
そうそう、万善寺的には1年を「喪中」と認識して、1周忌が「喪明け」と心得ていたりします。知ってましたか?かすかな名残は「喪中につき・・・」ってやつですよ。

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