工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

雪駄が消えた 

2017/01/08
Sun. 20:58

万善寺年始会を欠席された近隣のお檀家さんへ年始の粗品と年回のお知らせを配って歩かないといけないので、前日前夜からセッセと準備してやっと必要部数が整ったのが深夜の2時を過ぎていた。
少し前から、廊下部屋のトタン屋根を本堂からの雨垂れが勢い良く叩き始めた。
新年になってはじめての雨になった。
年中だらしなく都合よく身勝手にスケジュールを決めて一見忙しそうにしているおおむねヒマな私が、それでも本気になって何か動こうと計画を立てたりすると、それに反応したようにさり気なく天候が崩れて雨になったりする。
どちらかといえば、年中無住職状態で出歩いていることのほうが多いから、そのスケジュールの流れにたまたま雨天がぶつかっているだけのことなのだろうが、それにしてもとにかく、私が何かしようとすると雨になることが多いということは確かだ。

日曜日だからあまり早くにお檀家さんを訪問するのもはばかられるので、万善寺の出発を10時位に設定して出かけることにした。
へいぜい私が万善寺常駐の時は、直接寺務所から出入りの用が出来るように、式台を用意して雪駄を履くのもそこで済ませている。大きなお寺だと、この場所が随喜寺院方の玄関になるところだが、万善寺はそこまで様式や形式が整った寺ではない。
さて、即席玄関もどきから年始回りに出かけようとしたら、そこに脱いであった雪駄が片方何処かに無くなっている。よく見ると、そのすぐ近くに私の小指より少し小さめのウンコが2つほど転がっている。
・・・たぶん、雪駄がなくなったのはタヌキか何かの獣の仕業だ。以前にも同じようなことがあった。雨の中、万善寺境内をぐるりとひと回りしたが近くで見つけることはできなかった。前回持って行かれた雪駄はまだ比較的新しいもので形もそう大きく崩れていなかった。今回のは、もう1年近くだましだまし履き続けているヨレヨレ雪駄だったから、無くなったままでもまだあきらめが付く。こんな事もあろうかと結界君に常備している新しい雪駄を持ち出して履いた。
雨で境内の真砂土が膨れ上がって容赦なく雪駄の縁を越えて足の裏まで侵入してくる。
雨ごときで長靴を履くのも軟弱だし、年中素足状態で雨の冷たさも全く気にならないからそのまま出かけることにした。

この雨が数日したら雪に変わるだろう。
正月からの好天気で暖められた地面や木々から雨水が絶え間なく空中に気化している。今のところ空一面に垂れ下がった雲のお陰で冷え込みが弱い。
万善寺のジジババ(ジジはボクでババは母親)二人暮らしでたいしてたくさんパクパク食べているわけでもないのに、正月の食材がそろそろ尽きてきた。年始回りのついでに少し大きめのスーパーへ寄って、3日分は保つくらいの買い物をした。母親が楽しみにしているコンビニ巡回車でのおおよそ決まった買い物もあるし、そのあたりの事情も考慮しておいたのだが、どうも私の買い物が母親には気に入らないようで、夕食の間中ブツブツと私へ聞こえるように毒を吐いていた。
それにしても、あの片方の雪駄はどこまで持って行かれたのだろう?・・

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