工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

2月の坊主 

2017/02/01
Wed. 20:56

もう2月になってしまった・・・
万善寺のことばかりで1月が終わってしまった。
まぁ、世間的には住職坊主だからそれもアタリマエのことでしかたがない。

2月というと、節分があって立春になってそれからしばらくあとに初午祭があって、だいたいその頃までは雪が続く。
絵に描いた梅雨のように毎日降り続くわけでもないが、1日のうちに一気に天候が変わって青空が見えていたと思ったら、横殴りの雪になったりすることもそれほど珍しいことではない・・・といっても島根県では飯南高原を含む一部の山間部だけのことだろうけど。

午前中は、地域の檀信徒さんへ万善寺の法要ご案内と立春大吉札を配布するための事務処理で終わった。
昔からの習慣を死守している母親が、鮮度のない一昨年の古米を炊き続けていて、昼食だけでもそれを食べないと延々しつこく「食え食え」が続くから、米を食べざるを得ない。
誰がどう考えても、普通に「ご飯」として食べられるしろものでないから、万善寺暮らしでお昼ごはんが一番苦痛だ。
あのお釈迦様は、布教中のある村で、誰が見ても歴然と腐ったご飯の施しを受けて、それを断ることもなくありがたく食されたそうだ。それがもとで体調不良に陥って、そのうち歩くこともできなくなって臥せったまま数日後に入滅されたそうだ。
お釈迦様くらいになると、自分の命をかけてでも施しをありがたく頂戴されたわけだが、修行も中途半端な限りなく俗人のナンチャッテ坊主はとてもそこまでの根性も度胸もない。
とにかく、炊飯器の中で黄色く炊き上がった米をコンソメとハーブと塩味で徹底的にごまかしたおかゆに改変して、それに卵まで落としてひたすら胃に流し込んだ。

昼食が終わって、飯南高原から、広島との県境を越えたあたりまで檀信徒各家をぐるりと巡回した。保賀自治会も含めて62軒総距離約100kmを約2時間かけて一周りしていると、途中で何回か吹雪に遭遇した。おまけに下腹がシクシク痛くなり始めてトイレに行きたくなったりして、気を紛らわせるのに苦労した。
思い出したくなかったが、やはりあの昼食のせいかもしれない。

日陰に残った雪にタイヤをとられてスピンしそうになりながら健気に走り続ける結界くんがとても頼りになった。
地蔵さんの近所へ帰った時はすでに夕方だったが、最近は日が長くなって参道も凍るまでにはまだ間があって助かった。
防水スピーカーでスパ・ジャズを垂れ流しながら、身体がふやけるまで入浴したら少し落ち着いた。
夕食はお昼の残りがまだあって、気持ちが滅入ったが仕方がないし、それなりに頑張って食べたものの、完食までには至らなかった。
3畳に落ち着いて、深煎りの珈琲を挽いた。部屋中に香ばしい香りが広がった。

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