工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ざわめく吉田家 

2017/02/22
Wed. 23:08

石見銀山の吉田家暮らしも、さすがに長い間留守にしていると、どうも自分の居場所が落ち着かなくて、さり気なく居心地が悪かったりする。
ひとり暮らしのキーポンが荷物と一緒に帰省してから、四畳半のオヤジの居場所がアッという間に占拠されて、コタツ兼用の事務机には彼女のグッズが散乱している。
こういうことになるだろうとあらかじめ予測して、本来キーポンの部屋であるはずの吉田家2階ロフト部屋を片付けた。事務用のデスクトップは吉田家の子供たちが中学校を卒業するまで使っていた勉強机に移動して使えるようにしておいたし、時々ネコチャンズの寝床になっていたキーポンのベッドもベッドメイキングしておいた。
こうしておけば、親子3人の夕食が始まって終わっても、さり気なく2階のロフト部屋へ引き上げてしまえば家庭の大きな混乱もなくて平和に穏やかに過ごせるはずだった。

確かに、この2〜3日はおおよその予想通り、七日務めのスケジュールをはさみながら比較的静かな毎日が過ぎていたが、昨日の夕方になって長女のなっちゃんが営業の本社会議を兼ねた出張と称して帰省してきた。
ここにきて、吉田家が一気に賑やかになってザワメキ始め、シロは四畳半のコタツデスクに潜り込んで出てこないし、クロは2階ロフト部屋の即席オヤジ書斎に避難して一日中ゴロゴロし始めるようになった。最近の私は、次々に押し寄せる様々な試練に押しつぶされそうになって、もう、ヨレヨレ状態だ。たぶん、ワイフの方は、一気に増えた口の数に振り回されて、想像以上に苦しい思いをしていることだろう。

七日務めから帰宅したら、キーポンがやっとゴソゴソ起き始めたところだった。
もうお昼の頃で、これから改めて昼食をつくるのも面倒だから、外食をすることにした。
昨年末に親から子へ店長交代をしてメニューも新しく入れ替えた近所のレストランへ数カ月ぶりに行ってみることにした。
前の店長のオヤジさんは、なかなかの趣味人で、店の経営の傍ら、もっぱらマイペースに人生を楽しんでいるような人だ。
そのあたりでは、私も似たような存在だったりして、彫刻の工場から作業着のまま昼食を食べに出かけたりすると、店へ入る前にご主人と立ち話が始まったりすることもしょっちゅうだった。
ひところは、炭焼に凝っていて、木酢液をペットボトルに入れてレストランのアプローチで安く販売したりしていた。私が陶芸の心得もあることを知っていて、窯のことや釉薬のことなど、かなりマニアックな質問を受けたりもしていたし、溶接の話が出たこともあった。海で採取した芽わかめをドッサリくれたりもする、なんとも楽しい人物である。
今度、店長の代替わりをしたご主人の次男坊は、まだ若いがすでに嫁もいて娘もいる。
銭勘定に長けていそうでなかなかシッカリとした経営者だ。
しだいに店の雰囲気も代わって、この世知辛いご時世に客が増えているふうに見える。
新メニューにはまだ慣れないし、どこかしら、前の味に懐かしさもあったりする。変わることは良いこと悪いこと予測が難しい。新体制のレストランがこなれて落ち着くまでには、もう少し時間がかかりそうな気がした。

強い北西の風で珍しく日本海が濁っていた。飯南高原は明日からまた雨から雪になりそうだ。

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