工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

おすそわけ 

2017/05/10
Wed. 23:53

通勤坊主が石見銀山へ帰宅して、荷物を下ろすなどウロウロして、少し落ち着いてリビングに入ったら、珍しくワイフがニコニコして「今日のクロちゃんとシロちゃん、ラブラブでとても仲良しだったのぉ〜〜♡!」と報告しながらiPhoneの写真を見せてくれた。
クロがシロを後ろから抱っこしているというか抱きついているというか・・・
私の前での吉田家ネコチャンズは、こういうシーンをほとんど見せない。
ワイフもボクも、だいたい同じように留守がちだから、猫との親愛関係にそれほど大きな差は無いと思うのだが・・ワイフ曰く、「ご飯をあげたりトイレのお掃除しているのは私だからねぇ〜〜♡」などと、さり気なく自分の優位をほのめかしてくる。
そんなことを言い始めたらキリがないことで、彼らにとっては腹が減った時に「誰へメシの催促したらもらえる確率が高いか?」くらいで、たまたま自分の近くにいるメシ係へ擦り寄って甘え泣きしながら催促している程度のことだ・・と、私は思う。
まぁ、シロクロのネコチャンズくらいで、そこまでトンガって言い訳を見つけなくても良いことだけどね。

例のごとく、明るいうちは万善寺の営繕を続けている。
法事で頂いたお供え物をそろそろ須弥壇や位牌堂から下ろして、そのお下がりをいつもお世話になっている近所のお宅へ持っていった。
私一人の寺暮らしでは、ウッカリしているとお供えの消費期限が過ぎてしまいそうになったりすることもよくあることで、だからといって朝昼晩食事代わりに饅頭やクッキーばかり食べているわけにもいかないし、その上お寺参りでお茶を振舞うことなど皆無だし、仏様やご先祖様や先住大和尚の皆々様へお供えを続けても具体的に美味しく食べていただけるわけでもないし、気持ちの問題だからと消費期限を過ぎてお供え続けるのもかえって粗末なことだしするので、私が住職を引き継いでからは、さりげなく憲正さんや俊江さんの目を盗んで適当なお供えを本堂や庫裏のお仏壇から持ち出していた。
今は、やっと自分の自由に事を進めることが出来るようになったので、近所や知り合いなどアチコチへおすそわけして歩いている。
こういうことを続けていれば、少しは「寺と地域の繋がりが近くなるかもしれない」などと若干の打算もあったりするが、すぐに効果が現れるわけでも無さそうだし、ようするに、諸々のモノが粗末にならなければそれで良いことだ。

俊江さんの片付けモノが何時までたっても終わらないでいる。彼女が生前一人暮らしで食べ続けていた古々米に等しいほどの米が残っていて、それが出てきた。
私はほとんど米を食べないで飲むほうが多い人だから、その米をどうやって消費するかしばし悩んだ末、万善寺周辺で暮らす魑魅魍魎三界萬霊の皆様へおすそわけすることにした。
最近は、ひと晩開けるとお供え物がさり気なく少なくなってくるようになった。
夜のうちに夜社会の皆々様に食していただいているようだ。
その残り物は、朝早くから夜明けと同時に保賀の谷の鳥たちが食べに来てくれている。
この近年は見かけることの少なくなったスズメたちも、2羽3羽とやって来てくれている。
気楽な万善寺の一人暮らしに少しばかり楽しみが増えた気もする。

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