工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

吉田家裏庭営繕作業継続中 

2017/05/16
Tue. 23:37

この数日、私の周辺は比較的良い天気が続いている。
ノッチが帰省している時は雨が多かった。
彼女は雨女なのだそうだ。私は雨男だから、二人でウロウロしていたら天気が悪くなるのも仕方がないだろう。

島根県内で彫刻の展覧会やイベントを企画開催する時は、石見銀山の町並みに工務店を構える棟梁へお手伝いを頼む。
若い頃は東京で大工をしていたから仕事が早くて都合がいい。
万善寺のお檀家さんにも大工さんが3人いたのだが、その中で一番頼みやすかった棟梁が1年ほど前に若くして病気で死んだ。彼が死ぬとしばらくして工務店は解散して工場の工具や機械を売却して店じまいしてしまった。その棟梁のやり残した仕事もいくつかあったようだ。その一つに万善寺の舎利棚殿もあった。全体の80%以上は完成していて、細かな仕上げ仕事がいくつか残っていたが、結局次への引き継ぎが上手くいかなかったようで、なんとなく完成の曖昧なまま、しばらくして請求書が届いた。
「まだ、お願いしていたことが最後まで終わってないんだけどなぁ〜?」と、モヤッとした気持ちで請求書の明細を見ると、特に細かなことも書いて無くて「◯◯一式」で済まされていた。
本人のいなくなってからあとになって、「あれはどうなってる、これはこうだった・・」などと、蒸し返してもしょうがないから、少し値がはるものの「香資」ということで飲み込んで、先々代から続いていた万善寺お抱え大工のようなお付き合いを断った。

檀家さん以外の工務店や棟梁と付合いが無いから、寺の修繕も停滞したまま1年が過ぎたところで俊江さんが死んだ。考えようによっては、やっと「過去からの義理も切れて自分の思うように自分の責任で物事を済ますことが出来るのだ!」と気持ちを切り替えて、石見銀山の棟梁に相談したら「あぁ〜良いよ!」と、いつもの軽いノリで引き受けてくれたので、早速万善寺へ案内して修繕の打ち合わせをして見積もりをお願いした。
棟梁は、「まだ仕事の途中で忙しいから」と、お茶も飲まないで帰っていって、それから10日ほどして見積もりを持ってきてくれた。
例のごとく、吉田家裏庭の営繕作業が続いていたので、棟梁には銀山川を渡って直接裏庭へ来てもらった。
「いやぁ〜、こりゃ大きなスモモ!!これがポポーの木かね??アレッ、グミもあるがね!まぁまぁビワもあって・・・この花何かね??」
吉田家を建ててもらった時は、だだっ広いだけのタダの空き地だったのが、この20年でジャングルのようになって当時の面影も消えた上に、鬱蒼と様々な草木が茂って里山を切り取ったような裏庭へ変貌を遂げ、それでしばし話題が広がった。
ちょうどいい機会だからと、早速吉田家のトタン屋根へ上がって現状を見てもらって、天窓の修繕もお願いした。

あとで見積もりを見ると、思ったより安かった。
棟梁へは、今年も島根県内で開催予定の彫刻イベントへも付き合ってもらうつもりだ。

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