工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

野生の距離感 

2017/05/17
Wed. 23:56

一人で石見銀山の吉田家と万善寺の2箇所を往復しながら営繕作業をしていると、1箇所に使う仕事量が半分になってなかなか思うようにはかどらない。
なんとか効率のいい方法はないかと模索して幾つかのパターンを使い分けて工夫しながら毎日過ごしている。

昨日は1日中吉田家の裏庭で過ごしたから、今日は1日中万善寺で過ごしてみた。
朝から曇り空で肌寒い。
万善寺でいる時は、夜の魑魅魍魎三界萬霊、昼の保賀の谷の鳥たち、それぞれに私からのささやかなオスソワケをしはじめて、そろそろ10日が過ぎた。
彼らもしだいに私の存在へ気づきつつ、それでもまだかなり慎重に警戒しつつ、オスソワケとの距離を縮めている。
まだまだ、気楽に彼らとの距離を縮められるほどでもないから、それなりに気を使う。

結界くんを運転しながら寺の1日のスケジュールをおおよそ決めておいた。
境内地の北側が手付かずて残っている。それをなんとかすることにして、つなぎの作業服に着替えた。
本堂の北側は、少し厄介な場所が多いのでじっくり時間をかけることにして、まずは庫裏の北から西側へ向かって草刈り機を振り回した。
俊江さんの厳しい監督で、長い間自分の思うように庭木を刈り込むことが出来ないでいたが、その間に裏の山がどんどん迫っていて、そのままにしておくと近い将来裏庭の境界が山に飲み込まれてしまいそうな状態だったので、昨年の今頃、思い切って徹底的に庭木を刈り込んだ。そのお陰もあって、比較的短時間で先の様子が見え始めたので、そのまま少しずつ西側へ移動して、荒れ地になった俊江さんの畑を刈り込むことにした。
その頃になって、雲がしだいに厚く広がり始めてなんとなく湿っぽくなってきた。
飯南高原の天気は1日中曇りで夕方からは晴れるようなことだったはずなのに、それも怪しくなってきて、ついに昼の2時を過ぎたあたりから雨になった。山の天気は変わりやすいから仕方のないことだが、刈り残しがあと少しになったところで本格的な降りになったので断念して庫裏へ引き上げた。
それから洗濯や風呂掃除などをして、夕方まだ陽のあるうちに石見銀山の吉田家へ到着。
結界くんを走らせていると、途中から道が乾いていた。

玄関土間でクロが脱走しようと鳴きながら待ち構えている。いつものことなので慎重に対応して彼をやり過ごした。
だいたいに猫のオスはプライドの高い奴が多いが、クロはその上ワガママでもある。それでも、猫らしく嘘のつけない正直なところもあるから、可愛らしい。
早いもので、吉田家のネコチャンズも今年で5歳になる。クロは4月1日に誕生日を迎え、シロはこんど6月14日で誕生日を迎える。
珍しくクロがやたらと甘えてすり寄ってくるので「可愛いヤツじゃ!」と抱き上げてやったらあまり喜んでくれない。気がつくとご飯が無かった。結局、メシの催促だった。
まったく、アイツには寺の鳥たちのような慎ましさや遠慮がない・・・

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