工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジの居場所 

2017/05/28
Sun. 23:35

寒くて眼が覚めた。
早朝4時。
AppleWatchによると飯南高原は9℃。
前日は、一日中空気がヒンヤリして、結構ハードに動いても汗をかかなかった。
春というより初夏に近づいて、そろそろ衣替えも近い今の時期に、気候はまるで初秋を思わせる。
もう二度寝もできそうにないので、雪駄を引っ掛けて庭へ出た。
放射冷却で冷え切った空気に緩みきった坊主頭がギュッと締まって1mmにも満たない髪の毛が総立ちになるのがわかる。
夫婦のカラスが鳴き合いながら朝の飛行をしている。
雲ひとつない空は宇宙へ突き抜けるように青が強い。
西の竹林がざわめいて立った風が庭に立つ自分へ近づいてくる。
周囲の冷えた空気がかき混ぜられてブルッと震えた。
ずいぶん昔にもこういう似たような朝があったことを思い出した。

ポットへ井戸水を入れて沸騰するまでの間にステンレスドリップに豆を用意する。
沸騰したお湯を火から外して少し冷ましてからゆっくりと豆を蒸らす。
香ばしい珈琲の湯気が立ち昇る。
少し前の片付けの時に、食器類の中から塩窯で焼成した湯呑みが見つかった。
かれこれ20年は前になるだろう、まだ両親が元気だった頃に父親の誕生日か何かでプレゼントしたモノだったはずだ。
ほとんど使わないまま、いつの間にか仕舞い込まれてそのまま忘れられたのだろう、その湯呑みで珈琲を飲んだ。
胃の辺りから暖かさが身体全体に広がると、床の冷たさが裸足の足裏から登ってくる。

万善寺の朝は、だいたいこんな感じで始まる。
吉田家の朝は、ネコチャンズのメシの催促で起こされる。
さて、どちらの朝が気持ちいいのだろう?
どちらも、それなりにそれぞれの良さがある。

YouTubeでAvriel KaplanのPTX脱退を知った。
ソロのアルバムを発表して、ツアーに入るそうだ。
iTunesでチェックしたら、EPから2曲だけ聴くことが出来た。
彼らしい、とても優しいフォーク系の曲に仕上がっていた。
万善寺の早朝に聴くにはピッタリで良い感じだが、猫に起こされながら聴く曲では無いなと思った。

一日の用事を終わらせて、石見銀山の吉田家へたどり着いたのは、夜の9時近かった。
すでにネコチャンズが私の寝場所を横取りして爆睡中。
仕方がないから、片付けておいたシュラフを出して床で寝ることにした・・・

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