工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

一人暮らし 

2017/06/29
Thu. 23:31

保賀の谷はなぜかカラスとセキレイがやたらにうるさい。
きっと、彼らにとって「気に障ることでもあったのだろう」・・・なんて思いはしたが、逆に良いことでもあったのかもしれないと思い直したりもして、まぁ、けっきょく私にはどうでもいいことだから気にいないことにした・・・ものの、本当に今日はやたらにうるさい。

奥出雲の彫刻展の依頼で出かけることになるし、週末は隣の寺の方丈さんの都合で法事代行をすることになったし、行動のほとんどで万善寺を起点にしたほうが無駄が省けるのでしばらく石見銀山の吉田家に帰らないで別居暮らしをすることにした。
もう随分前の法事で頂いた丸餅を冷凍してあるし、蕎麦の出汁付き乾麺も残っているし、別居中の食べ物に困ることもないだろうと、普通にいつもと同じように朝の支度をして出かけようとしていたら、「もう少し待っててぇ〜」と台所からワイフが叫んでいるので何事かと思いつつ、頃合いを気にしながら結界くんへ荷物を積み込んだ。
しばらくして、また台所の方で「少し留守が続くでしょ!?」というので、テーブルを見たらビニールの買い物袋が置いてあった。中を覗くと、麻婆茄子やカレールーや酢の物などのおかずとラップした食パンが数枚入っていた。
どちらかというと、自宅にいる時のワイフはボンヤリと無口なことが多いから、私の万善寺暮らしのこともそれほど気にしていないだろと思っていたのに、今朝のさりげない気配りは予期せぬ意外さもあって、かなりキッチリと感動した。
付き合い始めてからだと、ゆうに40年は経っていて、それでもいまだに新鮮な感動があったりする自分は本当に幸せものだと心底そう思った。

寺の庫裏の玄関を入ると、いつになく湿っぽくて昭和のすえた臭いが鼻を突いた。
あれだけモノを捨てて改修を急いだのに、一晩締め切っている間に一気に老夫婦の暮らしが戻ってきたようだ。さすがに60年の暮らしの積み重ねは1・2ヶ月で消えてなくなるほど軽くはない。ドタバタとアチコチの窓やドアや障子や襖などを開放して一息ついてからデスクワークへ入った。
外は絵に描いた梅雨のように雨が絶え間なくシトシト降り続いている。

共催や後援の草案書類を整えて、必要部数を印刷して、奥出雲町へ向かった。
総務から観光振興課から文化協会に商工会やケーブルテレビと広報活動を続けて、すべて
一巡したら夕方になっていた。
夕食の食材を買い込んで寺へ帰ると一気に汗が吹き出して身体がベトついてきた。
「やっぱり梅雨だなぁ〜」と納得しつつ、軽くシャワーを浴びて夕食をつくった。
そろそろ人生2度めの一人暮らしに慣れてきて、日常家事のカンが戻りつつある。
まず第一に気をつけることは、生ゴミをすぐに処分すること。
使った食器や食卓などの什器や道具は、必ずその日のうちに元の場所に戻しておくこと。
食材や調味料などの消耗品は補充の有無を確認しておくこと。
他にも風呂の始末や掃き掃除拭き掃除のタイミングなど、マメにチェックする。
ワイフがいたら「こんなことまずしないだろうな!」と自分のマメさが愛おしくなった。

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