工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

メタボ同志 

2017/07/02
Sun. 23:53

たった40分しか距離が離れていないのに、石見銀山の吉田家はむせ返るような暑さでビックリした。
おなじ暑くても、飯南高原は石見銀山と比べ物にならないくらい爽やかだ。
それぞれ、その場所で暮らし続けていると、それなりに「暑い暑い!」と文句タラタラで暮らしているのだろうが、それにしても石見銀山の湿度の高さは少々こたえる。

数日ぶりに吉田家へ帰ってきた。
午前中が代行法事で、午後・・というより、夕方からお寺の内室さんの49日法事で鐘撞き坊主で、大衣を着たり脱いだりしていたので、それだけでグッタリと疲れた。
このところ梅雨らしい雨が続いて万善寺の片付けもしばらく停滞していたから、もう少しなんとかしようと動こうとし始めたが、どうも身体が重くて思うように動かない。
着物や足袋などの商売道具を洗濯して干したところで、お昼になったから、そのまま身の回りの大事なものだけ結界くんへ積み込んでから、
「行水したいから、お風呂にヌルいお湯を入れておいてくれると助かるなぁ〜」
電話でワイフへお願いしておいて、石見銀山へ向かった。

行水の間中、クロがフギャフギャ鳴きながら湯船の縁を行ったり来たりしていた。
こうしてマジマジと近くでクロを見るのは久しぶりのことだ。
5年を過ぎて、人間で云うと何歳くらいになっているのだろう。
下腹の方へタップリと重たそうな脂肪がついて、足を動かすたびにユラユラと揺れている。
もともとフテブテシくデカイ頭をしていたし、手足もバランスが崩れて大きかったから、
「たぶん、この猫は大きくなるかもしれないな・・」
じゅん君が手のひらに乗せて帰ってきた時の第一印象がそれだった。
まだ乳離しないで、自力でウンコも出来ないくらいで、歩いてもフラフラして、産毛も残っているくらいの時は、ここまで大きく育つなど想像もつかなかった。
しばらくは、クロが一匹でまだシロも来ていなかったから、その間、他の猫との接点がないまま人間に育てられたので、当分の間、自分を人間だと思いこんでいるようなふうで、何かとても変な性格の黒猫に育ったようなところがあった。
シロが来てからは、やっと自分がシロと同類の猫族だと自覚するようになって、二匹の遊びのじゃれ合いの中で少しずつ猫らしくなっていった。
それでも、野良猫暮らしが続いて悪食の癖が抜けないシロと違って、物心ついたときからキャットフードしか食べないで育ったクロは、鼻先へナニを近づけてもクンクン匂いを嗅ぐくらいでパクリと食いつこうとしない。ワイフが、旨そうな猫缶を空けても知らん顔でペロリと舐めることもしない。隣でシロがガツガツ食べていても、興味を示さない。
それほど人間臭い猫に育ったのに、どういうわけであれほどの贅肉がついてくるのか・・

どこかしらメタボオヤジの私の体型に近いところもあって、同志の親愛をこめてクロの揺れる贅肉を摘んでやるが、気にもしないで後ろ足を上げて私の腕を器用にまたいで風呂の縁を歩く。ポーカーフェイスで無視されると、それがまた可愛かったりする。

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