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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

単身赴任住職 

2017/08/10
Thu. 23:42

万善寺単身赴任住職の一人暮らしが続いている。
この頃になって、日本の・・いや、世界中の一人暮らしオヤジのわびしさがなんとなくわかり始めたようなきがする。
15歳で一人暮らしをはじめて28歳で結婚するまで、特に寂しいともわびしいとも思わないし、どちらかといえば毎日がマイペースに気楽に過ぎて周辺へのわずらわしさもないし、都合よく暮らしていたことを思い出す。
やはり、嫁さんが出来て子供も出来て家族が増えてくると、若い頃の気楽な暮らしとは全然違って、「家族」とか「家庭」とかいう、オリジナル極小コミュニティーが成立して、それなりのゆるやかな拘束感や帰属意識を自覚するようになって、そうなってから後の単身赴任的暮らしが続くと、やはり、どこかしら気持ちの支えとかより処が某獏と曖昧になって、そういうことがオヤジのわびしさの種になっているのかもしれない。

お決まりの施食会随喜のあと、お決まりの棚経の続きで県境を越えた。
島根県のほぼ中央を南から北の日本海へ流れる江の川の上流近くにある盆地の町へ向けて結界君を走らせていると、にわかに空が暗転して強烈なスコールになった。まるで水中を走っているような(・・といっても、ボクはハンマーだから想像するだけのことだけど・・)感じでワイパーが全く機能しない。前を走るダンプの車幅をたよりに国道を走り続け、江の川を渡った。
帰りにはスコールが嘘のように雲の切れ間から青空も覗いていた。
早朝に万善寺を出て、夕方6時近くに帰着して庫裏玄関を開けると一日分の不快な湿気が充満している。こういう状況に遭遇すると、一人暮らしのわびしさが目覚める。

体内時計が正常に働いていないようで腹が減っているのかどうなのか判断に苦しむ。
今日1日は、結局固形物を口に入れないで過ぎてしまった。
シャワーで汗を流して、パンツ一丁で朝食のような夕食をつくった。
棚経の布施代わりやお中元代わりのお供え物に頂いた夏野菜を刻んだ。
夏野菜だけは、お供えもして、その上一人では食べきれないほど大量に溜まっている。
キュウリを塩もみしても、1食で1本食べれば十分で、消費に悩むのもこの時期の贅沢だ。なんとかしてあと1週間鮮度をもたせれば施食会のお供えに使える。
収穫時期を過ぎて出荷できないアスパラも大量にもらった。もう筋張って硬いからお供えにもならないし、炒めるとか茹でるとかして消費しようと思う。

これからお盆になって棚経もいっきに佳境に入る。
吉田家でワイフが一時期ガスコンロ用の土鍋式炊飯器にハマって使っていたことを思い出して、それを探し出して寺まで持ってきた。
夕食の後で、母親が食べ残した古い米をセッセとといで炊いた。
独身の一人暮らしでは片手鍋を使って炊飯していたし、そのほうが短時間ですぐ炊ける。
古いなりに、米も立っておこげも少々出来て見た目は旨そうだが、味は期待できないだろう。キーポン流に茶碗一杯ずつラップにくるんで冷凍庫へ放り込んでおいた。これで、漬物かふりかけでもあれば2〜3日はなんとかなる。

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