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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

盆が来た 

2017/08/13
Sun. 23:04

久しぶりに雨の降らない1日だった。
久しぶりに・・・本当に久しぶりに・・・ワイフとじゅん君が万善寺へ来てくれた。

棚経と雨のおかげで境内地や参道などの外仕事が停滞して、その間に草が伸びる一方で、万善寺が里山の自然に飲み込まれつつあった。
施食会当日まで自分に残されている作務の日はあと2日しかない。
それで全てを済ませるのは「まず、不可能だろうなぁ〜・・・」と、ボンヤリ思いながら、一人暮らしの夜を過ごしていた。
一番つらいのが、隣町の現職住職の本葬・・・
これが万善寺施食会の前日で、大夜がその前日。この2日間は朝から拘束されるから万善寺の作務はまったく出来ないことになる。あれはあれでこれはこれでそれはそれだから、あれやこれやをまとめてひとつに済ませることは不可能なこと。寺院の付き合いには時々こういうことがあるからとにかく始末が悪い。
今は、ナニを残してドレを割愛するか、そういうことを考え始めている。
お参りのお檀家さんの目があるから、見た目の外面だけでも体裁を整えておかないといけない。申し訳ないことだが、今年のお盆のお墓参りは1週間ほど遅延させてもらおうと密かに考えていたところだ。
・・・そこへ、ワイフとじゅん君が来てくれたというわけ。

私が棚経をしている間に、じゅん君がお墓の掃除をしてくれたようだ。
これでもう1日万善寺を手伝ってくれたら、ひとまず、私の代行でお墓参りをしておいてもらおうと思う。
ワイフの方は、施食会に向けてマイペースに台所や庫裏の片付けをしてくれていた。
食器を始めとして、色々なものが彼女の都合でアチコチ移動していたから、当分の間自分の行動形態が狂って少し苦労するだろうが、彼女なりに自分の良いように工夫した結果であろうから、そのことでアレコレ気をもむのはやめることにする・・と云うよりむしろ、そのような余裕が今の私にはない。
夫婦とか親子とか、そういう家族の中のことであっても、ひとそれぞれに自分の考えがあって、その連携で緩やかな拘束が機能しているから、過不足のない中道の暮らしが出来ているのだ。そういう力関係の引き合いのバランスが良くないと、どこかしら重心のポイントが偏って、家族形態に歪みができて暮らしにくくなる。

万善寺の一人暮らしが続く中で、自分本位で自分に都合のいい暮らしが少し長く続きすぎていたようだ。たまにこうして家族が集ることで暮らしのズレを修復したり、修正したり出来ることが大事なことだと気付いた。
ほぼ1ヶ月の間に草が伸び放題で荒れ地寸前までになっていた境内が、少しきれいになってお寺らしい佇まいが再現されつつある。
母親がセッセと散布していた枯葉剤で瀕死状態だった百日紅に今年も花が咲いた。枯れる寸前にまでなっていた老木だから、花を咲かせることも想像を絶するほどのエネルギーを使っていることだろう。曇り空を背景に咲くピンクの花に少し元気をもらった気がする。

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