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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

ジュウショク 

2017/08/23
Wed. 23:39

万善寺のお盆はまだ続いている。

着物も衣も一日の汗が沁み込んでしまうから、毎日お経を一回読むたびに洗濯機へ直行して上から下まで全てを脱いで放り込む。
一日に仏事が2回あれば洗濯機も2回動くことになる。
一人暮らしにはちょうどいい小ぶりの全自動がフル回転していて、最近気がつくと何かしらモーターコイルの焼けるような匂いが洗面所へ充満している。
洗濯といっても、洗い物を放り込んで洗剤を入れてスイッチONするだけのことだから大した負担でもないが、かえって全ておまかせの全自動だと、そういうちょっとした不具合を見逃してしまって後の始末が大変になることもあるから、たかが洗濯、されど洗濯と、毎日の家事をそれなりに緊張して片付けている。

朝のまだ涼しい間に、毎年恒例になっている古墓と三界萬霊を先祖供養のお墓参りに合わせておつとめしてきた。
その施主家は実は浄土真宗の門徒さんなのだが、年に1回盆の月にお墓の供養をするときだけ万善寺がお参りさせてもらっている。
島根県の飯南高原あたりでは、俗に云う「墓納め」とか「墓終い」の仏事を禅宗に依頼されることが多い。その付き合いがご縁になって、毎年1回は禅宗のお経を読んでもらいたいと思われたりされるようだ。
そもそも、昔々の民衆に密着した仏事というものは、そういうふうに仏教宗派を越えて、その得意とする領域の住み分けをこなして、坊主同士お互い仲良く過不足なく自分の得意ジャンルをキープしながら付き合っていた。
最近の宗門の付き合いは、どうも本山直下の縦社会構造が教化されて、そういう指導や研修が繰り返されてくると、末端の住職現場での交流も疎遠になってどこかしら付き合いも堅苦しくなってくる。高齢過疎限界集落が混在する田舎の山寺住職は、もっと緩く地域の事情に溶け込めるような付き合いを大事にしたほうが良いと思う・・・などと、偉そうなことが言える立場でもないけどね・・・

午後から奥出雲へ出かけて800枚の町内回覧配布のチラシを集配仕分けさせてもらった。
夏休み中のユキちゃんが松江の実家から駆けつけてくれてとても助かった。最近、少しずつ気持ちが通じて、私の動きを読んでくれるようになってきた気がする。適度な距離をおいた付き合いが気楽で居られて良い。

夕方から石見銀山へ向かった。
なっちゃんが勤務先の出張で約1週間ほど帰省している。いつの間にか東京ベースの事務所で幾つかの重職を任されているようだ。どれほどの仕事ができているかどうかは分からないが、本人は特別緊張するわけでもなく偉ぶるわけでもなく、いたって普通に何時もと変わらない様子だから、ぎゃくにそれが凄いと思う。万善寺のチキン住職など、坊主の会議や仏事などあったらオロオロヨレヨレで使いものにならない。
「ジュウショク」違いで差がついてきた。まぁ、それはそれで喜ばしいことである。

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