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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

夏はそうめん 

2017/08/27
Sun. 23:34

朝の8時には草刈り機を振り回していた。
この1ヶ月で1mは伸びていただろうか?
万善寺施食会の3日前にドタバタで刈り込んだところでも1週間で20cm伸びている。
8月はとにかく雨が多かった。それで、刈った草が乾燥しないで腐っていく。乾燥すれば集めてくよす事もできるが、腐ってしまうとそういうわけにいかない。
「えっ!??方丈さんが草刈りですか?」
浄土真宗の門徒さん宅で古墳の供養をした後、世間話の流れでポロリと万善寺事情を喋っていたら、「草刈り」のところでビックリされて話題に食いつかれてしまって「シマッタ!」と気付いたが時すでに遅し・・・
飯南高原に点在する寺院では、お檀家や門徒さんの草刈り奉仕で寺の営繕作務を乗り切ることが普通に行われている。
万善寺は昔からそのようなシステムがお檀家さんに浸透していない。
私が住職になった時、2〜3年ほどさりげなくお盆法要のお知らせに添えて草刈奉仕のお願い文を挟んだことがある。結局、毎年問い合わせもなく無視されてスルーされた。護持会役員の皆様からしてそうであるから、一般のお檀家さんが動かれるはずもなく・・・そのお知らせは3年後に消滅した。
たかが草刈りであるが、それはそれで東西南北境内周辺グルリと刈り回るのもそれなりに重労働だ。いつまで続くかわからないが、私の体力が続くうちは「自分でなんとかするしか無い!」と、今では腹をくくっているところもあって、周辺寺院と比べて気持ちが騒ぐこともなくなった。
我身で出来ることを我身をいたわりながら我身の修行と信じて粛々とこなすことが、何より安らかでいられると思う。頭の片隅で「〜のに」のフレーズがチラッとでも湧き上がってしまったら、自分の修行もまだヘナチョコだということだ。

お中元も兼ねて、遠くのお檀家さんからそうめんの詰め合わせが数箱届いた。
賞味期限はだいたい1年位あるから、1年の間にその全てを消費すればすむことだが、やはり、そうめんといえば夏の定番麺類である気もして、なんとなく「夏もそろそろ過ぎる頃だし、なんとかしなければ・・・」などと、根拠のない常識めいた発想が厳しい残暑で発酵寸前の脳味噌を刺激する。
それにしても万善寺の一人暮らしで三度の食事をそうめんゆでてめんつゆ漬けてすするのも味気ないし、(贅沢なことだが)その前に飽きる。
草刈りをしている間に絵描きの知り合いから相談のメールが入っていて、試作を持って万善寺へ移動中だという。
なかなかいいタイミングだから、「君のためにオヤジの男飯でも作ってやるよ!」と、恩着せがましいSNSを返しておいた。
もちろん、食材はそうめん!
トマトとタマゴがメインの中華風スープを作って冷蔵庫で冷やして、茹でたそうめんへブッかければ完成!という、簡単料理。
草刈りを切り上げて、シャワーを浴びて新着のアルバムを聞きながら昼食の準備をしていたら、境内から車のエンジン音が聞こえてきた。

IMG_5748.jpg

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