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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

9月1日の一考察 

2017/09/01
Fri. 23:10

朝晩がめっきり寒くなって掛け布団が手放せなくなってきた。
私とワイフは、世間の夫婦並みに仲良く暮らしていると思う。
それでも、今年のように別居生活の一人暮らしが増えたり、自宅でも寝る部屋が別だったりして、四六時中ベタベタと一緒にいるわけでもない。
結婚生活が長くなると、だいたいどの家庭も似たり寄ったりなのではないかと勝手に自分でそう思っている。

万善寺には、とりあえず暮らしに困らないくらいの備品は整っているから、そのままで不自由はないのだが、それだからといって暮らしに潤いがあるわけでもない。
たとえば、味気ない家具もそうだし、貧乏を絵に描いたような継ぎ接ぎだらけの布団やカーテンもそうだし、セロテープやガムテープや絶縁テープまで使って補修をした建具もそうだし、あげればキリがないほど到ることころの到るものがボクの美的感覚の琴線に触れて、無駄に心がざわめいて落ち着かない。
この半年で、すぐ目に付くものから少しずつ廃棄したり更新したりしてきたが、まだまだその手を緩めるわけにいかないほどチープな遺物がたくさん残っている。
夏の間はそれらを取り外したり撤去したままでも気にならないし、むしろその開放感が心地よかったりして暮らしの不具合を感じることもなかったが、こうして、少しずつ秋の気配が漂いはじめてくると、撤去した家具や建具などが恋しくなって必要を感じるようになってきた。
そこで、ワイフを誘って出雲のニトリへ出かけた。
幾つかの安いインテリア用品を揃えて、ついでにワイフの椅子も買ったが、これが一番高くついた。その椅子は、わたしが万善寺の寺務所で使うために購入したものと同型の色違いで、もう1年以上使い続けて使用感は確認済みだ。
買い物をしている間に雨が本格的に降り始めていた。
せっかく久しぶりに出雲まで出かけたのだからそのまま帰るのも味気ないからと、昼食を食べ、大きな業務用スーパーへ寄って買い物もした。
それこそ、二人揃って遠出することなどだいたい1ヶ月ぶりで、前回はなっちゃんの結婚式の時くらいだったと思う。
吉田家のこととか、子供たちのこととか、ワイフの仕事先でのこととか、それに彫刻のこととか、会話が途切れることがなかった。

一人暮らしが増えてから、日常品も含めて自分で買い物をすることが増えた。
私が必要な特殊なものなど殆どをAmazonに頼っていて、ラップトップが一つあれば外出しなくても買い物が出来るし、普段田舎ではまず売っていないようなものも2〜3日待てばだいたい手に入る。私の買い物などせいぜいそのようなものだった。
こうしてワイフと仲良く日常品の買い物をしたりしていると、夫婦でいられることのありがたさが分かる気がする。やはりなんだかんだいっても、夫婦でいると自然にその家庭の暮らしの役割分担が出来上がっていて、それが過不足なく機能して、お互いの気配を身近に感じることの安心感もあったりする。
吉田家の場合、この適度な距離感があるから仲良しでいられるのかもしれない。

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