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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

竹田茂教室個展 

2017/11/22
Wed. 23:32

石見銀山の町並みは、昨夜の雨でしっとり濡れていた。
このところ、連日雨が続いていて、晴れたかと思うとほんの数時間後には雲が広がってそのうち小雨が降り始める。
山陰の晩秋から初冬はだいたいこんな感じを繰り返しながら少しずつ本格的な冬になっていく。

富山の彫刻イベントが終わってから、会場の後片付けや復元整理などの仕事があるので、朝から富山小学校へこもることにした。
工場へ寄って搬出作業に必要なモノを結界君へ積み込んで日本海沿いの国道を走っていたら途中からまた雨になった。結界君のリヤデッキには濡れてほしくないものを積み込んでいたが仕方がない。早朝の通勤時間は田舎道でも車が混み合っている。焦ってもしょうがないから車列の流れに身を任せるしかない。こういう時に限って信号の運が悪くて、ことごとく赤に引っかかってしまう。iPhoneからカーステレオのAUX端子へ繋いで気の晴れるような何かを探した。マイリー・サイラスが珍しくカントリーがかった新しいアルバムを出していて、耳に心地良からそれにした。彼女のことは世間では音楽活動以外のところで何かと話題になることが多い。とても良い音楽センスを持っていると思うし、リバイバルのカバーも吉田のようなオヤジ世代の心をくすぐるのが上手い。

竹田茂氏とは古い付き合いで、周藤さんより長い。
昔から「タケちゃん!」とよんでいて、それぞれの子供が小さかった頃はよく一緒にキャンプをしていた。
制作の方は絵画中心で発表を続けているが、たとえば現代彫刻小品展のような島根県内での展覧会には抽象や具象の彫刻を造って出品してくれる。もともとは、確かインダストリアルデザインを勉強していたと思うから、立体のことも詳しいし、そういう方面への興味もあるのだと思う。絵画作品でもレリーフを強く意識した立体感の強い仕事を長く続けているから、どこかしら立体的造形感のようなものが捨てがたいままでいるのだろう。
富山の企画が始まった時に、教室個展にタケちゃんを誘ってみるのもいいなぁと思っていたが、もともとが小学校の教室で便利よく使われていたわけだから平面の展示には不向きな環境でもあって、個展のことを言い出しにくいまま別の若い平面作家で試してみることにして1年が過ぎた。彼なりに、今までの制作の方向性を振り返ってみるのもいい時期だし、次の方向性を試すにも適当な会場だろうと思って個展の話をふったら、さり気なくパクリと食いついてきてくれた・・・というわけで、今回連続2回目の「竹田茂教室個展」になった。

やはり、タケちゃんは絵を描くことがスキなんだなぁと、改めてそう思った。半立体の絵画にこだわりすぎるのもどうかと思って観るようになった。最近では、平面とか立体とかそういうシンプルなククリで造形の認識を区別できることが難しくなっている。自己表現の多様化が進んでいるということだろうから、そういう世間では自分の方向性を整理してあまり複雑にしないほうが良いと私は思っている。もちろん、彼くらいのベテランになるとなかなか捨てがたい彼なりのコダワリもあるのだろうけどね・・・

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