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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジ鍋 

2017/11/26
Sun. 23:13

目が覚めるとすでに7時を過ぎていた。
日曜日は町内の有線放送も定時の目覚ましコールが無い。
平日はやかましくてしょうがないまま起こされてしまうが、それも無くて静かなままだったりすると気が抜けてしまってしっくり来なかったりする。全く都合の良いワガママ者だ。

珍しく法事が二つ重なったので、午前と午後に分けた。
万善寺の上空は雲が低くて雨がいつ落ちてもおかしくない。
大衣などの準備をして結界君へ乗り込んで国道へ出ると、そのまま島根県の県境を越えた。
広島県側は曇っているものの空が明るい。
こういう日は、放射冷却もなくて比較的温かいことが多くて、ある意味過ごしやすい。
法事の会場は、最近新しくできた葬祭会館で、全てがいたれりつくせりで施主家も坊主もどこかしらみんながお客様感覚の仏事が始まって終わる。
私はどちらかと言うとこういうタイプの法事に慣れていなくて味気ない気持ちが優先してしまうが、施主家の方は諸々の負担が軽減されて楽に法事が出来るのだろう。
墓参して納骨を済ませて斎膳でしばらく歓談して中座して結界くんへ乗り込んで国道を広島県側から引き返していると、県境あたりの上空に重たい雲が広がって、中国山地の稜線はすでに雲の中に隠れている。
これが典型的な冬の風景だ。
案の定、県境のトンネルを越えたら雨になっていた。
雪が降るよりマシだが、それから寺へ移動する間に雨脚がどんどん強くなって、結界君を境内に乗り上げた頃には土砂降りに近いくらいに本格的な雨になった。
次の法事は万善寺の本堂になる。すでに時間が迫ってほとんど間がない。
急いで位牌堂の荘厳準備をして、灯油ストーブを点火した。
本堂のストーブはこのシーズンではじめて使うから、上手く起動するか心配だったが、とりあえずはなんとか動いて本堂が少し暖かくなった。
灯油を継ぎ足していたら法事の施主さんがご夫婦で到着された。
それから50回忌の法事を済ませ、ストーブの前でしばらく立ち話の事務連絡を交換して別れた。
1日のうちに2つの法事はやはりキツイ。
こういうことは1年に5回と無いほど万善寺では稀なことで、それを一人でやりくりすると、やはりドッと疲れる。彫刻絡みのことで動き回るほうがずっと楽に思える。

本堂の照明を落としたら、すでに日が暮れていてあたりは暗くなっていた。
気持ちを切り替えて夕食の準備をした・・・といっても、酒のツマミを用意して日本酒をお燗するくらいのことだけどね・・
やはり、これからの晩酌は日本酒に限る。
オヤジの一人飯も味気ないものだが、熱燗があればそれもまぎれる。
この度の寺暮らしが始まった夜に、土鍋いっぱいの鍋を作り置きしておいた。
毎晩新しい食材を継ぎ足しつつ煮込み続けているから、だんだん濃厚に美味くなっている。
明日はそれにうどんを入れて卵を落としてシメにしようと思っている。

IMG_2441.jpg

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