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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

猫のぬくもり 

2017/11/30
Thu. 19:41

とみ山彫刻フィールドアートワークの最終日が19日に終了して、それからほぼ毎日富山へ通いながら後片付けや教室復元をしながら井形さんの彫刻を梱包したり本池さんや周藤さんなどの作品搬出をしたりしていたら、アッという間に11月が終わってしまった。
11月は、晴れと雨の日がほぼ1日ずつ目まぐるしく代わって、気温も強烈な上下を繰り返して、平地は晴れて暖かで山は降って寒くて、とにかく、気まぐれな日本海の気候に悩まされながら雨よけの梱包を強化したりと事後処理労働が続いた。

しばらく留守にするワイフを送ってから、万善寺へ向かった。
冬というより、正月仕度で長年気がかりだった庫裏の檀信徒用に提供している2間の襖や障子の張替えを建具屋さんにお願いしていて、それがなおってきた。
ちょうど法事で出かけている時に電話が入ったので、「留守だけど勝手に上がって結構ですから・・」と、すぐに返事をしておいた。
来年のお彼岸まで、冬の間はキレイになった襖や障子を壁面代わりに使って、彫刻の小品を展示しておこうと思う。
オヤジの一人暮らしは部屋になにもないからそれなりに広々と都合よく使っているが、彫刻を置くことを思うと、とたんに狭くなって展示台の配置に悩んでしまう。それでも10点位はなんとかして配置してお正月のお年始会でお参りのお檀家さんへお披露目するつもりだ。吉田正純と吉田満寿美の彫刻は大きすぎるから、ユキちゃんの二紀展初出品初入選の木彫を6畳の真ん中へ置こうと思っている。他にも平面作品が少しあると良いと思うがそこまで手が回るかどうか今はわからない。

そんなことをアレコレつつき回していたら、もうあたりが暗くなり始めている。
石見銀山にワイフがいないから、ネコチャンズのことも心配だし、万善寺をザッと片付けて銀山街道を北上した。
なにか、1日がとても短く感じる。
土間へ入ると居間の方から灯りが漏れている。
誰も居ないはずだし、ネコチャンズが照明をつけるわけもないから消し忘れだろうとわかっていても、やはり灯りがあるだけで気持ちが緩む。
別に、これといって何も重労働をしているわけでもないが、身体中に少しずつ毎日の疲労が溜まってしまっているようで、ネコチャンズのご飯を補充して手を洗って・・・というところまではシッカリしていたように思うが、居間の照明を消して真っ暗になって、それからあとのことは良く思い出せないまま、気がつくと飯も食べないでジャケットとリーバイスのまま電源OFFのこたつに潜り込んで寝てしまっていた。
足元がなんとなく暖かくて、ウツラウツラしながら覚醒を待っていると、その熱源がシロだとわかった。顔のすぐ横ではこたつ布団の重しになったクロが丸くなって寝息を立てている。私が寺暮らしで留守の夜は、たぶんワイフも今のようにネコチャンズの温もりを感じながら眠っているのだろう。
もう何ヶ月ぶりだろう?・・アルコールの入らない夜を過ごしたのは・・
大屋根を叩く雨音が一気に強くなった。「また、雨だ・・」
それから・・・あと少し残っている富山のことが気になって寝付けなくなった。

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