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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

チャーリー・プースを聴きながら 

2017/12/25
Mon. 23:37

世間はクリスマスで賑わっている・・・はずだ。
万善寺ではお寺参りがあって、本堂の舎利棚殿へ施主家先祖と施主家親族で絶縁となった古墓二軒分をまとめて納骨があった。
1ヶ月ほど前の雨のやみ間にお墓納めと墓地墓石の撥遣を終わっていて、その後全ての古墓を整理して今に至った。
そのお檀家さんも、高齢のおばあさんが一人暮らしで、いずれ家が絶えることがわかっている。残されるお墓のことが心配だから、まだ身体の動くうちにすべてを整理して菩提寺に後の供養を委ねようと家族で決まったようだ。
来年の春になって、少し気候が穏やかになった頃に万善寺の墓地へ合葬の納骨をすることになる。
それまで本堂でご先祖様をお守りするわけだ。

お供えに 1対の鏡餅を用意されていた。
法要が終わった後、今は寺務のテーブルになっている食卓へ下げて、柔らかさが残っているうちに切り餅へ刻んだ。
お供えのお餅も、昔に比べたらずいぶん少なくなったが、それでも今回のおばあさんのように、動かない身体でお百姓を続けながら米を収穫しているような昔ながらのお百姓さんは、こうして我が家で育てた餅米を使って餅つきをして、お寺のお供えにして持参される。
きっと、数日前からコツコツと準備をして今日の日に間に合わせていらっしゃったのだろうから、そういう気持ちを粗末には出来ない。一重ねは煮たり焼いたり出来るように厚めに切り落とし、一重ねはかき餅煎餅に出来るように薄く切り落として冷凍にした。
今年の正月が終わるまでは、母親がヨチヨチとそういう台所仕事をしていたが、今は、それを私が自分で引き継いでいる。これからあと何年こういうことが出来るかわからないが、身体の動くうちは坊主・・というより、万善寺の住職としての務めを果たしていこうと思っている。

普通に餅を切るだけのことだが、他にもアレコレ用事がないわけでもないし、どうも気持ちがそちらへ向かないから、まずはコーヒーを入れた。
九州へ彫刻を持っていった時に井形さんからいただいた豆をミルに掛け、それから、何かバックミュージックも欲しくなって、デスクトップを起動した。
30年位前の古い巨大なKENWOODアンプを経由して小さなDENONスピーカーを鳴らした。YouTubeの中からCharlie Puthのミックスリストを視聴ながら、餅をきざみ終わったら、だいたいそれだけで1時間半が過ぎていた。
年末の万善寺はそれほど暇なわけでもないのに、餅をきざむだけでコレだけの環境を整備しないといけない自分に呆れた。

石見銀山を出発する時、銀山街道脇の温度計は6℃だった。
万善寺の近所の飯南高原は3℃だった。
夕方の石見銀山は、朝と同じ6℃だった。

IMG_2552.jpg

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