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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

年末のひとり飯 

2017/12/28
Thu. 23:58

いつも通り目覚めると、ワイフが正月用の餅つきをしていた。
正月は万善寺の本堂や庫裏の各所へ鏡餅をお供えするから、その準備を始めてくれた。
結婚して以来毎年恒例の行事で厨房絡みのことは、前住職内室直伝で引き継いでくれていて、とても助かっている。
このお正月のお供え餅はその後切り餅にして、結局3月のお彼岸の頃まで前住職夫婦が餅カビと戦いながら延々と食べ続けて消費していた。私は、物心ついたときからそういう朝食生活だったから、一人暮らしをはじめて寺の餅から開放されたことがわかった時、「なんか少し大人に近づいた!」と、何故かそういう気がしたことをよく覚えている。こういう少年時代の寺の朝食の体験からなのか、いまだに朝食を抜きにすることがほとんどだし、餅に関しては全く美味しいと思って食べることがない。基本的に食べ物で好き嫌いは無い方だが、たとえば、餅とかうどんや素麺とか生菓子のように好んで食べたいと思うことのない食材も幾つかあって、それらはだいたい寺独特の食生活に起因していることが多い。
いずれにしても、一般的には贅沢なワガママといっていいだろう。

年末の大掃除というわけでもないが、ワイフの餅つきの間、私の方は吉田家の煙突掃除をした。
杉の間伐材をたくさんもらっていて、この2年間はそれが薪の中心を占めている。杉に限らず、主に針葉樹はヤニが多くて、煙がタールになって煙突の内部に張り付きやすい。これを見逃して放置してしまうと、煙道がどんどん細くなって排気効率が悪くなるし、時には燃焼室の炎がタールに引火して煙突から火柱が上がったりする。そういう危険を避けるためにも出来るだけしっかり乾燥した広葉樹の薪を焚き続けるのが一番いいのだが、それもなかなか難しいから、今のボクには普通にこまめに煙突掃除を繰り返すことを習慣にするくらいしか出来ない。
この冬シーズンが終わったら、煙突を更新しようと思う。そのくらい内部にタールがこびりついて黒光りしていた。

銀山街道から飯南高原を経由して途中ホームセンターへ寄って小ぶりの土鍋を買って万善寺へ到着したのはお昼近かった。境内にはまだ雪が少し残っている。
次の雪が降るまえに年始案内を配布しておきたいから、昼食を抜きにして台所の食卓で年始案内を作成して印刷をした。お檀家さんも代替わりが増えたり、墓納めもあったりして名簿の変更に手間取った。
これから当分の間寺暮らしが続くので、久しぶりに三合ほど米を炊いた。
冷凍しておいた砂肝を解凍して刻んで夕食の準備をしてから、風呂へ入って頭へ今年最後のバリカンを当てた。本当は29日が良いのだが在家坊主の都合もある。
キーポンが少し前から「金田一少年の事件簿観て♡!山田くん出てるのぉ〜〜♡♡!」とうるさいから、Huluを夕食のお供にした。
数年前までは、吉田家の子供たちも一緒に暮れから正月を寺で暮らしていたから、巨大な土鍋がフル稼働していたが、今はオヤジの一人飯が殆どで、土鍋が大きすぎる。砂肝のアヒージョと湯豆腐で一杯やった。
夕食の間に金田一少年の周辺で高校生が4人死んだ。

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