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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

珈琲と音楽 

2017/12/29
Fri. 23:08

この時期、飯南高原は5℃・・・気持ち悪いほど暖かい。
空一面に厚い雲が低く広がって、万善寺の庫裏は、電気をつけないといけないくらい昼間から薄暗い。
かえって、こういう状態だから地表の熱が無駄に放射されなくて暖かくなっているのだろう。

午前中は、寺務のデスクワークで台所へこもった。
学生の頃から「ながら勉強」ばかりしていたから、この歳になってもそのくせが抜けない。
高校生になって学校の近くで一人暮らしをはじめた時、憲正さんが生活に必要なモノの買い出しに付き合ってくれて、その時にはじめてFMの入るナショナルのラジオをせがんで買ってもらった。
万善寺は山の中にあるからFMの電波は届かなかったし、AMの方は韓国からの電波が強くて、ニッポン放送とか文化放送などまともに聞くことも出来ない劣悪な環境だった。そのストレスの反動もあってか、ナショナルラジオの受信状態と音の良さに感動してしまって、それ以来、何かにつけて自分の周囲に何かの音がないと集中できなくなってしまったようなところがある。
18歳で上京して、北向き角部屋共同トイレ前の四畳半で暮らしはじめた時もそのラジオが側で鳴っていた。
はじめてのアルバイトではじめてもらった日給月給を握りしめて新宿の丸井へ飛び込んでTEACのドルビーつきカセットデッキを月賦で買った。
まだ未成年だったから、連帯保証人とかややこしいことがたくさんあったが、目の前にぶら下がっているTEACの魅力に惹かれて、10日くらいかかってすべての面倒を乗り越えてやっと手に入れた。
アンプもスピーカーも何もなくて、カセットデッキが勉強机にデン!と乗っているだけのオーディオともいえないような環境からスタートした時も、しばらくの間それを眺めながらナショナルを聴いているという、次の給料をもらった時にパイオニアの密閉型ヘッドホンを買うまで、ねじれた「ながら生活」が続いた。
まぁ、坊主でもあるが彫刻家でもある吉田の音楽好きの元は、そういう昔の体験とか思い出とか、そのあたりが根っこにあると言っていいだろう。

趣味というわけでもないが、コーヒーが無いと万善寺の1日が始まらないようなところがあって、ほぼ毎日のように、朝のひと時はその日の気分で色々なウエブ配信の音楽を聴きながらコーヒーをいれるところから始まる。年末だとか正月の準備だとか、相変わらず慌ただしいと云えなくもないが、だから忙しくてしょうがないというわけでもなく、どちらかといえばヒマな1日をおくっている。それでも、さすがにいつもよりは朝の余裕が無かったりするので、超お手軽な紙フィルタードリップとサイフォンをたして二で割ったようないかがわしい商品をみつけて手に入れた。紙フィルターサイズ分のコーヒー豆を入れて、ぬるめのお湯を注い豆をかき混ぜて蓋をして5分蒸らしたら出来上がる。その5分の間に寺のアチコチドタバタ出来るし、味も悪くないし、なかなか都合がいいのだ!

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