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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

2018万善寺年始会 

2018/01/02
Tue. 23:10

毎年、新年二日目はお檀家さんのお参りをいただいて年始会を行う。
この日のために年末から準備を始め、元日も早朝からほとんど一日中立ち働いて、午前0時を過ぎたら正月朝課の祈念法要に入る。
お経を読みながら本堂を一巡し、庫裏の各所を回ってだいたい2時間はかかる。
それが終わったら、すぐ寝るわけでなく、引き続いて二日目の準備に戻るわけだ。

昨年末からじゅん君とワイフが万善寺へ合流してくれて、年始会準備を手伝ってくれた。
かれらは、私の家族親族だというくらいのことで、寺に関係する色々なことを一緒になって働いているわけではないので、本当は自分ひとりで全てを取り仕切るほどの覚悟がないといけないのだが、周知のごとくの軟弱者だから、どうしても彼等家族に頼ってしまうことになって、そういう不甲斐ない自分が嫌になってしまう。
だいたいに、ひとの用事の手伝いというものは、とかく「面倒臭い・・」が先に立って気持ちのこもる仕事になることが少ない。
少年の頃から大人になって副住職になり、住職になってからでも前住職夫婦の居るうちは心底正直に本気に寺務を切り盛りするようなこともなく、どこかしら心の片隅で義務感の方が優先していて、坊主の宗教的使命というようなピュアな気持ちでいられることなど無かった。
人生の殆どをそういうふうに中途半端に過ごしているから、今更或る日突然のごとく立派な宗教家に変身して残されたわずかな人生を全うする気にもなれないし、まぁ、このままなんとなく「成り行きに我が身を委ねるしか無いのだ!」と、思っている。

この近年・・・というより、副住職時代も含めて、正月2日が雪のかけらもなく1日中好天であったことの記憶がない。
それほど驚異的に珍しい年始会になった。
総勢約20名のお檀家さんも革靴正装がほとんどで、ポカポカ陽気で雨具の必要もないし、住職も含めてどこかしら緊張感のないまま祈念法要が始まって終わった。
ワイフが内室として正月を手伝ってくれるようになってから、年始会の定番がおでんになった。
この日のために3日位前から仕込んで、ほぼ一日中コトコト煮込んできたものだ。最近は、出席率ほぼ100%常連のお檀家さんも、ワイフのおでんを楽しみにされるようになった。
法要が終わって本堂に並べた坐テーブルいっぱいにならぶ正月料理は、8割方ワイフの手作りになる。じゅん君と二人で裏方に徹して約2時間の年始会を盛り上げてくれた。

私には住職としての立場を維持しつつホストに徹して場を盛り上げる役があるから、ワイフたちがいてくれないと新年会が回らない。
隣近所の寺院では、お檀家さんの奥さんにまかない役をお願いしていらっしゃるところが多いようだが、万善寺の現状ではそこまでする必要も無いほどだからどうしても家族に負担がかかってしまう。
世間の一般家庭のような正月の過ごし方は、吉田家にとって夢の世界なのだ!

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