FC2ブログ

工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

オヤジの帰宅 

2018/01/05
Fri. 16:52

飯南高原の近場のお檀家さんを年始回りで一巡して、そのまま石見銀山へ向かった。

昨年末に万善寺の一人暮らしに入って、自分ではそれなりに万善寺住職の正月重職を勤め上げたつもりで、やっと坊主正月らしき日を迎えることが出来たのが昨日のこと。
だいたい10日ぶりに石見銀山の吉田家へ帰宅した。
荷物をおろしたりして賑やかしているのに吉田家のネコチャンズはまったく姿を見せないし、鳴き声もしない。
「猫だいじょうぶ?脱走してるんじゃない?」
心配になってワイフへ聞いても、自分の用事ばかりで返事がうわのそら・・・
ボクとしては、久しぶりの帰宅になるんだけどなぁ〜・・と、もう少し歓迎されてもいい気がした。これだけ付き合いも長くなると、夢見がちな家庭生活なんて忘却の彼方へ消えてしまっているようだ。もっとも、今更そういう甘ったるい夫婦生活など想像するだけで逆に気持ち悪い。

昨年末に薪ストーブの焚付の薪を補充しておいた中から、乾燥が進んで燃えやすくなったモノがほとんど消費されていた。
生まれも育ちも江戸っ子のワイフにとっては、まさか、今頃になって冬の暖房を薪に頼るなどとは思ってもいなかったことだろうから、それにしては文句も言わないで偏屈親父によく従って尽くしてくれているとは思う。
ストーブに火が着いて少し部屋が暖まってきたら、何処かからネコチャンズが湧き出てきた。まったく、みごとにマイペースを極めたヤツラだ。
帰宅した時土間にじゅん君の靴が見えたから、彼はまだオヤジの炬燵へ潜り込んでいるのだろう。
ワイフ情報によると、このところ毎日のように昼は寝正月で夕方になるとゴソゴソ起き出して夕食もとらないで何処かへ出かけるのだそうだ。ワイフもネコチャンズも寝静まった後、夜中になって帰宅しているようで、普通だと自分の家庭をもってもおかしくない歳になっても、まだそのように正月早々毎日夜遊びを続けていて、夜行性の猫の上を行く。
こればかりは、自分の自覚が出ないうちはまわりがとやかく云ってもどうしようもないことだ。親子のことで、冷たいオヤジに思えるかもしれないが、順当にいけばどうせ先に死ぬのは親父の自分の方で、後になって子供がどう苦労しようが、手を貸すことが出来るわけでも無いことだから、先にサッサと子離れしておいたほうが気楽だ。

オヤジの寝室をじゅん君が占拠しているから、新年早々吉田家にボクの寝場所が無い。
彫刻や結界くんと一緒にアチコチ旅して回っているし、こういう劣悪な環境に遭遇してもナントカその場を取り繕ってしのいでいるから、それほど気にすることでもないが、やはりさすがに一晩熟睡できなくて苦労した。オシッコに目覚めた時、じゅん君が帰ってきて、余計に目が覚めたから、それから80インチを起動して映画を1本観た。吉田家の唯一のボクの娯楽で、家族の中でこれらの機器を操作できるのは他にナッちゃんくらいしかいない。ワイフの手前、少し遠慮して音響を絞って静かに観ていたら深夜の巡回を終えたクロが音もなく私の布団の上に乗ってきた。劣悪な睡眠環境がもっと劣悪になった。

IMG_0794.jpg

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://tetujin29.blog31.fc2.com/tb.php/2837-ac35509b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2020-08