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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

三日坊主 

2018/01/07
Sun. 23:12

さすがに餅好きだった憲正さんのようなわけにはいかなくて、手をつくした餅レシピもあまり効果がなく、食べても食べてもいっこうに消費の実感もわかないまま、坊主の餅食が三日坊主で終わってしまいそうな状況だ。
1日に4切れくらいしか腹に入らないし、切り分けた餅はすでに万善寺の冷凍庫からあふれて冷蔵庫を占領している。
いつもは朝食を食べないことに慣れているから、この数日間の万善寺一人暮らしは餅の食べ過ぎで胸焼けが収まらない。まったく、胃薬を飲みながら餅を食べ続ける自分に自分で呆れてしまう。
今の時期のことで、「お供えの御下りですからどうぞ♡!」と近所に配ったりしたらかえって迷惑になるし、正月早々大きな試練に遭遇して悶え苦しんでいるボクなのです。

とんど祭に向けて、しめ縄などの正月飾りや昨年の御札などを集めて、正月の装いを整理した。一般在家とは違って、本堂から庫裏まで各所に散らばった正月飾りをひとつに集めるとかなりの量になる。
午後になってから、時折庫裏の縁側で建具のガラス窓を叩く音が繰り返されて、次第に周辺が賑やかになってきた。万善寺は南向きに建っているから、北風が吹き始めるとその音ですぐわかる。
年末から続いていた気持ち悪いほどの好天も、そろそろ終わりに近づいたようだ。
この2日間は、日中の気温も上昇して夜の冷え込みも和らいでとても過ごしやすかったが、これから爆弾低気圧の接近で天気が崩れることもわかっているし、そうなる前に残った年始回りを片付けておくことにした。
県境を越えて広島県の方から、島根県の雲南市や出雲市との境あたりまでグルリと一周りした。
途中、農協スーパーへ寄ろうとも思ったが、例の餅のこともあるし、食べるものは食べきれないほど豊富にあるから、グッと我慢した。

明日は、朝から保賀のとんど祭があって、万善寺が祈念法要をすることになる。それが終わってからお焚きあげをして、そのまま今年の年始会になる。
保賀は、上中下の3組に分かれている。
上の組は、絶縁や空き家が増えて現在在宅で機能している戸数が5軒だけになった。そのうち、3軒は私のような一人暮らしだから、お祭りとか年始会と云っても随分寂しくなった。それでも、残った住民がなんとかしてこういう年中行事を継続維持して次の世代へ繋いでいかないと地域文化がどんどん衰退して機能しなくなる。
私が少年の頃は、地域の年寄りがやたらと威張って若い世代をこき使っていた。万善寺の憲正さんは、たいして偉くもないのに威張り散らしていた近所の年寄ったお檀家さんから「方丈さん」と呼ばれて別格扱いになっていたおかげで随分楽をしていたが、私の代になったからはそういうわけにもいかなくて、何をするにも地域の皆さんと一緒になって動くようにしている。
大衣も着ることになるし、明日1日というより、せめて午前中だけでも穏やかな天気であってほしいものだ。

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