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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

観音様の御蔭 

2018/01/19
Fri. 12:03

一日一晩雨が降り続いたおかげで、銀山街道から出雲街道にかけて幾つかある難所の雪が一気に消えた。
私が通勤坊主で往復している街道は、400年以上前から少しずつ整備されてきた。
その時々に、大水が出たり、崖が崩れたり、トンネルやバイパスがつくられたりして道筋が変わりながら今に至っている。主要街道はそういう整備も進んで、だいたい全線に渡って中央ラインのある2車線になっているが、まだバイパスや拡幅工事が進まなくて大型トラックがすれ違うことの出来ないほどの狭い場所が、かなりの距離残っている。それに、往時の通行の要所だったところもその後の道筋の大幅な改変によって、今は山の中の獣道ほどの状態になって、その気になって注意深く確認してやっとそれらしき痕跡を見つけ出せるくらいに街道の機能が途絶えてしまっている場所もかなりある。そういう場所の付近は、近代交通には大きな障害になる難所であるところが多いから、民家も少ないし、交通量も少ないし、日当たりも悪いしして、この度のようなドカ雪になったりすると、除雪もなくて積もった雪が圧雪になってなかなか溶けないまま何時までも路面に張り付いて残ってしまうことになる。
私は、毎日朝夕そういうところを通っているわけだが、冬のこの時期はほとんどが道を熟知した土地っ子ばかりが往来しているので、それなりに慎重に注意していれば交通マヒを起こすほどの大げさなことにはならない。

それはまだ大寒波が島根上空に居座っていた頃のこと・・・
いつもより石見銀山出発が1時間近く遅れてしまったのだが、万善寺のことで特に差し迫った用もないから、そのままのんびりと慎重に結界君を運転して銀山街道を登っていたときのことだった。比較的きつめの登りS字カーブがあって、その入口に差し掛かった時にスリップが始まってしまった。幸い対向車も来なくて道の右側にはガードレールもあったから最悪それにぶつかれば止まってくれるだろうと、結界くんの踏ん張りにすべてを委ねたのだが、途中から左方向にスリップしはじめて、このままいけば道の下に流れている沢へ落ちてしまうことになって、それからメチャクチャ焦ってしまった。こういう時にブレーキや急ハンドルを使ったりすると泥沼にハマってしまうことは解っていたが、それをしてでもナントカ沢の底まで落ちてしまわないようにすることが最優先と判断して、とにかくドタバタと手足を動かした。それらのことはたぶんほんの1分程度の出来事だったのだろうが、自分にはサム・ペキンパーのワイルドバンチが如きスローモーションでアイスバーンの路面や右側のガードレールや左側の沢が目の前で回転し、それがやたらと長い時間に感じた。そして、深い沢の谷のすぐ脇にある街道から30cmほど下がった湿地へ結界が頭から突っ込んで止まった。あと1mズレていたら、ボクは沢に落ちてお陀仏だったかもしれない。そういうことがあって直後に、地元の水道修理業者さんの軽バンが止まってくれて、その直後に、道路工事の業者さんのトラック集団が3台止まって、その直後に、除雪中の巨大な除雪専用車が止まってくれて、たまたま結界くんへ積んでいたスリングやロープを総動員して、約30分位で道の下の湿地から瀕死の結界くんを引き上げてくれた。
エンジンをかけると普通に動いて、ミッションも異常無し!油漏れも無し!電気系統も異常なし!・・・だったが、座席下のエンジンを保護しているカバーはボロボロ!
絶対にボクは万善寺御本尊十一面千手千眼観世音菩薩様に守られているなと確信した!

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この記事に対するコメント

かなり守られてますね(;゜∀゜)

オーイくぼぐっちゃん #- | URL | 2018/01/20 16:11 * edit *

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