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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

カーヴァーとスープ 

2018/01/27
Sat. 23:17

もう1週間ぶりになるはずだ、ワイフと遅めの昼食をとった。
しばらく留守にしている間に、クロがまんまと脱走に成功していた。脱走手段は不明だが、たぶんワイフのチョットしたミスがあったからだと私は思っているが、彼女はクロが新しく脱走ルートを見つけ出したと確信していて、リビングから玄関までの土間の仕切りに手製のガギを取り付けたりして施錠を強化していた。シロの方は、自力で脱走することは最初からあきらめたところがあって、上手にクロに便乗してさり気なく脱走を成功させているようだ。

日曜日には今年に入ってはじめての法事がある。万善寺の方は石見銀山と比べ物にならない雪国だから、日中の雪が緩んでいるうちに移動しておかないと次の朝が気ぜわしくなる。お地蔵さん脇へ到着すると、参道の一本道に長靴の跡が残っていた。状況からして今日の午前中の感じだ。庫裏玄関のポストを見ると郵便物が3通入っていた。それから、結界君と庫裏を3往復して荷物を運んだ。殆どは食料で、ワイフが用意してくれたものと、スーパーに寄って買い込んだものだ。雪でしばらく買い物が途絶えていたから、スーパーオリジナルブランドの安い牛乳も手に入ったし、これで当分の間万善寺の一人暮らしがまかなえる。

大田市にあったBOOK OFFが数年前に店仕舞いして跡地が小洒落たアパートになった。
その関係で、中古本を買うには出雲市まで出かけることになって、そうしょっちゅうそちら方面へ用事があるわけでもないから、それなりに不便になった。
タブレットがヒットした頃はしばらくのあいだ珍しさも手伝って青空文庫などを利用していたこともあったが、そのうち飽きた。やはり、紙媒体でページを一枚ずつめくる感じが自分に合っている。
定期的にどっさり買い込んだ未読の中古本が一巡してしまったから、なんとなく時間を持て余して落ち着かない毎日が続いてる。水丸さんの映画絡みの読み物は何度読み返しても飽きないからそれでしばらく我慢していた。彼は村上さんの文章に挿絵を書いているから、こんどの大雪が始まったあと、水丸さんからの流れで村上さんの本を読み返すようになった。村上さんは小説家のはずだが翻訳もしていて、カーヴァーの短編はほぼ全て網羅しているようなことを、読んだか聞いたかした覚えがある。
カーヴァーのことは、ボクの好きなロバート・アルトマンの映画「ショート・カッツ」の原作だということで知っていた。ショート・カッツは、彼の晩年の映画ではとても強く印象に残っていて、自分では何度見直しても飽きない映画の一つである。
大雪の間にBOOK OFFへのつなぎでAmazonをポチッとしておいた村上さん翻訳のカーヴァーが石見銀山の自宅へ届いていたので、早速万善寺の用事の合間にそれを読みはじめている。確かに、ロバート・アルトマンが好みそうな常識から少しズレた日常を切り取った語り口が面白くて、これから先、当分の間カーヴァーにハマってしまいそうな予感がする。
結婚する前の一人暮らしでは時々つくっていたシチューに近い具沢山の限りなくトマトベースのスープを何十年ぶりかでつくった。
芋や人参をグツグツ煮込む間にカーヴァーの短編を4つほど読んでしまった。

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