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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

吉田家雪事情 

2018/02/08
Thu. 23:49

万善寺がついに氷点下を更新した。
−10℃は、物心ついて以来記憶にない。
上水の凍結は免れたが、ついに井戸水の水道管が凍ってしまった。井戸水が凍ることなど過去に例がない。多分、地下水も凍って、その上連日流しっぱなしだったから井戸に溜まる水量が底をついたのだと思う。
飯南高原の公式記録温度は−12℃だったそうだ。万善寺のお檀家さんはもっと過酷な地域で生活していらっしゃるから、あのあたりはそれ以上に気温が下がっていたと思う。
このところ、日中でも氷点下のまま気温が上がらない日が続いていたが、2日間ほどは久しぶりに太陽も出て降り積もった雪が一気に緩んだ。寒いことは確かに寒いのだが、身体の方は連日の氷点下に慣れてきたようで特に寒さを感じないでいた。それが、太陽が出て一気に気温も上がったせいか、逆に日差しが肌に突き刺さるようで「暖かい」というより「熱い」という感じで、あの夏の「暑い」とは体感が違ってなにか不思議な感じだ。この二晩は夜も晴れていたせいで放射冷却がひどかったから、こうして氷点下を更新してしまったのだと思う。

島根県で今回3回目の強力寒気襲来になったが、飯南高原上空は雪雲のわるさが比較的少なくて大雪になるほどではなかった。
一方、松江や出雲、大田の日本海沿岸の平野部で大雪になって、主要国道や幹線道路の交通が麻痺した。山陰本線も止まったので通学の足が奪われた高校生を中心に休校が増えたらしい。ワイフの通う三瓶山周辺の中学校は、沿岸部の平地とは比べ物にならないほどの大雪になっていても休校にはならなかった。
私だったら、「アッチの学校休みなのにぃ〜・・」とか、「コッチの方が何倍も雪が多いだろぉ〜〜」などと、すぐに愚痴が飛び出して、適当な理由をセッセと考えてすぐにズル休みの対策を講じてしまうだろうが、時間講師のワイフは全く文句も言わない平常心で、いつもより1時間近く早くから粛々と通勤の準備をはじめていたりする。
だいたい彼女には何かにつけてそういうところがあって、ほんとうに根っからの教育者なのだろう。きちんと定期的に免許証の更新もしているし、律儀に年に数回の研修も欠かさないし、どうせだったら、「採用試験を受けて正教員になればいいのに」と、一時期そういうことをよく云っていたが、「それはイヤ!」と、いつもは「どっちでもいいよ」とか、「どうでもいいよ」とか、曖昧な対応ばかりの彼女にしては珍しいほどハッキリと断ってくる。まぁ、彼女の働きにすがって三度のメシを食べさせてもらっている立場でもあるから、あまりしつこく同じ話題を蒸し返すのも気が引けて、結局は自分の方から黙り込んでしまって今に至っている。
彼女の助けになればと、夕方少し早めに石見銀山へ帰ってストーブをつけた。私が帰宅しても無反応のネコチャンズが、部屋が暖まり始める頃になって何処かから湧き出て、「メシくれよお〜!ニャァ〜!」と騒ぎはじめて始末が悪い。ひとしきりメシをガッツイていたが、そのうち静かになって何処かにいなくなった。
気がつくとベッドメイキングのど真ん中で仲良くぬくぬくと丸くなっていたが、突然「フニャァ〜〜♡!」と甘え鳴きし始めた。
玄関がガラガラと開いて、「ただいまぁ〜〜」とワイフの疲れた声が聞こえた。

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