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工房むうあと鉄の手仕事

鉄の彫刻家、吉田正純の手仕事、彫刻や展覧会の紹介、万善寺住職活動など、さまざまな日常を公開します。

只今仕込み中 

2018/02/21
Wed. 23:11

毎日の通勤坊主も、やっと少し楽になった。
街道の両脇には除雪された雪が解けないまま山のように盛り上がってはいるが、毎日散布される融雪剤のおかげで路面の凍結がなくなっただけでかなり走りやすくなった。2年位続いていた拡幅の工事区域がまだ5つ目の寒波が居座っていた頃に完了して片側交互通行が解除された。
吉田家前の駐車場で2・3分暖機運転をする間に、40分から50分のアルバムをMacMusicから引き出して再生する。今までは、飯南高原の三日市の町のあたりでそのアルバムが終わっていたが、工事が終わってから後は万善寺の境内へ結界君を乗り上げてもまだ最後の1曲くらい再生が残っていたりする。ヨレヨレガタガタの結界君でも、45分前後で通勤坊主の移動ができるようになったわけだ。道に雪が残っていた時は1時間以上かかっていたからそれだけでも移動中の気持ちが楽になった。

体調が思わしくなくて薬とか定期的な通院が続いているワイフは、雪の心配が去って気候も緩んで春めいてくると、今度は花粉症がひどくなってきて、最近は年々体力が衰えて辛そうにしている。性格的に、なんでも他人に任せることを嫌うところがあって、こちらが何も言わなければ以前と変わらないように家事を仕切ってしまう。あまり先走って手をかけすぎてしまうと余計イライラしてきはじめてそのあたりのさじ加減が難しい。薬のせいらしいが、料理の味付けが上手くいかなくて、そのこともストレスになって生来ののんびりとした性格が少しずつ刺々しく変わった。頼みの綱はネコチャンズの癒やしで、吉田家での私は出来るだけ自分の存在を消して波風を立てないようにしているつもりだ。
そういう彼女のことも思って、最近は少し意識して外食を増やすようにしている。費用がかかるが、彼女の家事の負担が少しは軽減できるし味付けのことも自分の責任を気にしないで「おいしい!」とか「まずい!」とか、普通に言えるようになるから、それが良いと思っている。それから、寺ではオヤジの一人飯で食事の支度は自分で出来ているから、気が向けば朝の内から食材を少し多めに仕込んで夕方までに1品くらいオヤジのナンチャッテ料理を造って持って帰る。基本的に塩辛いよりスパイス辛い方が好きなので、自分で造るものはなんでもそういう方に偏ってしまうから、辛いことを好まない彼女にとってはあまり喜ばしいことではないのだが、まぁ、一口二口くらいは我慢して食べてくれるから、何もしないより少しくらい自分の気持が伝わればそれで良い。

今度の何回かの寒波で、ライフラインのありがたみが十分身にしみてわかった。何事も、我慢がすぎるのはよくないことだが、無ければ無いなりに工夫することを覚えておくことも大事だと痛感した。しばらく途絶えていた井戸水にしても、日頃のメンテナンスを怠けてはいけないとあたらめてわかった。灯油ストーブの暖房もイザという時はとても重宝するし、マングローブのバーベキュー炭は冬の蓄えでいくらでも便利に使うことが出来る。ライターやマッチも寺のことだけではない生活の一部で欠かせない道具だ。
ボタン一つでなんでも出来ることも増えたが、多少の手間ひまかけてナントカ出来ることもいっぱいある。石見銀山と万善寺の往復で通勤坊主をしていることも、燃料の無駄遣いだと思わなくもないが、生活の拠点が二つあるだけで日常の暮らしがどれだけ楽にできるか改めて気づいた。どんな面倒なこともそれなりに意味も価値もあることだ。

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